パート・アルバイト経験であっても、正社員経験がない場合や応募先求人に活かせる経験となっている場合は職歴欄に書くことが可能です。
この記事では、アルバイト経験の職歴欄への書き方を解説しています。
ケース別に具体的な書き方を紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
目次
職歴欄へのアルバイト経験の書き方【ケース別】
それでは、実際に職歴欄へのアルバイト経験の書き方を見ていきましょう。
一般的な書き方
はじめにパート・アルバイト経験の基本的な書き方を紹介します。
履歴書の職歴欄にパート・アルバイト経験を記載する際は、実際にパート・アルバイトを開始した年月を記載し、その横に会社名を記入します。
その際、会社名は株式会社や合同会社を含めた正式名称で書くよう注意しましょう。
会社名を書いたあとは、その下に業務や仕事内容を簡潔に記載します。
具体的には下記を参考にしてください。
【基本的なアルバイト経験の記載方法】
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2018年 | 4月 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
〇〇 △△にて接客・販売業に従事 | ||
2020年 | 3月 | 一身上の都合で退職 |
2020年 | 4月 | 合同会社◇◇ 入社(アルバイト) |
事務員として従事 | ||
現在に至る |
なお、パート・アルバイトのみならず正社員経験も含めた職歴の書き方は、別の記事で解説しています。
短期間に複数のアルバイトをしていた場合の書き方
短期間や単発で複数のアルバイトを経験している場合でも、履歴書に書くことは可能です。
それぞれの経験を時系列順に記載していけば問題ありません。
また、記載する職歴があまりにも多い場合は関係のない職歴を省いたり、「〜他 〇社のアルバイトに従事」と記載したりしましょう。
具体的な書き方は、以下のとおりです。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2022年 | 4月 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
〇〇 △△にて接客・販売業に従事 | ||
6月 | 一身上の都合で退職 | |
7月 | 合同会社◇◇ 入社(アルバイト) | |
事務員として従事 | ||
8月 | 一身上の都合で退職 | |
10月 | ◎◎株式会社 入社(アルバイト) | |
機材搬入に従事 | ||
11月 | 一身上の都合で退職 | |
他、2社のアルバイトに従事 |
ただし、3ヵ月未満で退社した場合は、職歴に書く必要は基本的にありません。
「書かないと空白期間が長くなる」「短期でも経験をアピールしたい」などのケースのみ書くようにしましょう。
職歴に書かないアルバイトは、別の記事でも解説しているので参考にしてください。
離職期間中のアルバイトの書き方
正社員からの離職期間中に3ヵ月以上のパート・アルバイト期間がある場合は、職歴欄に記載すべきです。
ブランク期間があまりにも長いと、採用担当者から「ただ単に遊んでいただけでは?」と思われる可能性もあります。
採用担当者から悪い印象を持たれないためには、職歴の空白期間はなるべく少なくすることが大切です。
離職期間中のパート・アルバイトはなるべく記載して、空白期間が出ないようにしましょう。
また、離職期間が少なくても次の職種に活かせるパート・アルバイト経験は積極的に記載するのがおすすめです。
たとえ期間が短くても、一定期間の実務経験があればアピールになる場合もあります。
具体的な離職期間中のアルバイトの書き方は以下のとおりです。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2018年 | 4月 | 株式会社〇〇 入社 |
販売企画部〇〇担当 個人への保険営業を行う | ||
2022年 | 11月 | 一身上の都合で退職 |
2022年 | 12月 | 株式会社◇◇ 入社(アルバイト) |
IT営業の営業アシスタントに従事 | ||
現在に至る |
学生アルバイトの書き方
高校生や大学生の場合は、職歴にアルバイト経験を記載します。
学歴欄の下に、自分のパート・アルバイト経験を時系列順に記載しましょう。
また、たとえパート・アルバイトが初めての場合でも、職歴欄を空欄で出すのはマナー違反となります。
基本的には、職歴の下に「なし」と記入してからの提出が必要です。
具体的な書き方は下記を参考にしてください。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
学歴 | ||
2018年 | 3月 | 〇〇市立〇〇中学校卒業 |
2019年 | 4月 | 〇〇市立△△高等学校入学 |
現在、同高等学校3学年在学中 | ||
職歴 | ||
なし | ||
以上 |
アルバイトの職歴をアピールする書き方
職歴欄にパート・アルバイト経験を書く際は、書く内容や書き方を工夫すれば志望企業により自分の経歴をアピールしやすくなります。
ここからは、アルバイトの職歴をアピールする書き方を解説します。
志望する企業に合うアルバイト経験を書く
職歴を書く際は、志望する企業に合うアルバイト経験を書くのがおすすめです。
たとえアルバイトでも志望する企業に合う経験がある場合は、自分のスキルや実績としてアピールできます。
職歴欄に詳しい業務内容を記載して、自分が即戦力として働けることを示しましょう。
また業務内容が違っても、志望する企業が求めている人物像に合うスキルが身についている場合は積極的に記載します。
例えば、アルバイトで接客業経験があり、営業職をめざすというケースでは、接客業で身につけたコミュニケーション能力をアピールできるでしょう。
具体的には以下のように記載します。
年 | 月 | 学歴・職歴 |
職歴 | ||
2022年 | 4月 | 株式会社〇〇 入社(アルバイト) |
〇〇 △△にて接客・販売業に従事 | ||
コミュニケーション能力を活かしたレジでの接客や商品説明 | ||
新人スタッフの教育を担当 | ||
現在に至る |
マッチする経験がない場合は自己PRを充実させる
今までのパート・アルバイト経験のなかで、応募する求人にマッチするものがない場合は、自己PRを充実させるのがおすすめです。
採用担当者は入社希望者が自社で長期的にどのような活躍をしてくれるのかを気にしています。
そのため職歴欄は、応募職種に関係のある職歴のみを重点的に見るケースも少なくありません。
したがって応募職種に関係のない職歴欄に自分のスキルを書いても、興味を持ってもらえない可能性もあるのです。
職歴は関係なくとも、自分がアピールしたいと思ったスキルがある場合は、自己PR欄に記入すると読んでもらえる確率を高められます。
アルバイトの職歴は経験のポイントをおさえた書き方でアピール
今回はアルバイトの職歴の書き方を解説しました。
たとえアルバイトでも、求人にマッチする経験や役立つスキルがある場合は、十分アピールポイントになります。
ただし、あまりにも関係のない職歴は、たとえ自分がアピールしたいと思っていても読み飛ばされてしまう可能性が高いです。
自己PR欄も上手に使って、自分のパート・アルバイト経験をアピールしましょう。