採用面接は、新卒採用でも中途採用(転職)でも、ほとんどの企業で行われています。
学生時代のアルバイト面接のような軽い気持ちで受けることのないよう、当日の持ち物はしっかりと準備しておきましょう。
今回は、採用面接に欠かせない持ち物や、あったら便利なアイテムを詳しくご紹介します。
新卒の方も転職活動を始める方も、持っていないものがないか事前にチェックしましょう。
これから採用面接に臨む方はぜひ参考にしてください。
目次
採用面接の持ち物チェックリスト
下の表では、面接に必要な持ち物を「必ず持っていきたいもの」と「あると便利・安心なもの」に分けています。
面接当日に焦らないように、前日までに確認しましょう。
持ち物の確認の際には、ぜひ下の表をご活用ください。
必ず持っていきたいもの | 1. A4サイズの鞄 2. 会社の案内や資料 3. 提出書類(エントリーシート・履歴書など) 4. エントリーシート・履歴書のコピー 5. クリアファイル 6. 筆記用具やメモ 7. 腕時計 8. 身分証明書 9. 携帯電話・財布 |
あると便利・安心なもの | 1. 予備の写真 2. 印鑑や朱肉 3. 携帯の充電器 4. 折り畳み傘 5. 薬 6. 身だしなみを整える持ち物(ハンカチや手鏡など) |
採用面接に必要なもの
採用面接や採用試験に出向く際の必須アイテムをご紹介します。
荷物をまとめる鞄はもちろん、その他の細々としたアイテムも面接に適したものを選んでいきましょう。
▽採用面接の必須アイテム
- A4サイズの鞄
- 会社の案内や資料
- 提出書類(エントリーシート・履歴書など)
- エントリーシート・履歴書のコピー
- クリアファイル
- 筆記用具やメモ
- 腕時計
- 身分証明書
- 携帯電話・財布
A4サイズの鞄
エントリーシートや履歴書などの採用面接の書類は、折り曲げない状態での提出が基本です。
書類を折らずに入れるためにはA4サイズの鞄が必須です。
自立タイプのマチがあるものを選びましょう。
会社の案内や資料
面接時には会社案内や資料を持参しましょう。
スマートフォンで面接会場までの住所や行き方を調べることはできますが、充電が切れたり、電波がなかったりなど、万が一の際に備えて手元に準備しておくと安心です。
提出書類(エントリーシートや履歴書)
最近では、Webエントリーをする企業も増えましたが、エントリーシートや履歴書を直接手渡しする企業も多く存在します。
企業にそれらの書類を提出する場合は、クリアファイルに挟み、封筒に入れて忘れずに持参しましょう。
また、面接時に指定の提出物などがある場合は、そちらも持参します。
エントリーシートや履歴書への写真の貼り付けも忘れないようにしてください。
提出する前に必ずコピーをとり、控えを手元に用意しておきましょう。
エントリーシートや履歴書のコピー
意外と忘れてしまいがちなのが、エントリーシートや履歴書などの提出書類のコピーをとっておくことです。
面接時に提出書類に記入した内容に関して深掘りされることも多いため、面接直前にざっと見直す癖をつけておきましょう。
提出する必要がない場合でも、コピーは必ず持参してください。
クリアファイル
提出する書類などが折り曲がらないよう、クリアファイルを用意するのも忘れないようにしてください。
シワができたり、折れてしまったりすると印象が悪くなってしまうので気をつけましょう。
筆記用具やメモ帳
提出書類の記入漏れや面接会場での抜き打ちテストなど、面接会場で必要になる可能性もあるため、筆記用具は必ず持参しましょう。
また今後のスケジュールなどをメモする場合もあるため、メモ帳やノートなども持参すると安心です。
腕時計
面接会場に出向く際は、腕時計を身につけましょう。
最近では、携帯電話やスマートフォンで時間を確認する人も増えていますが、これはマナー違反です。
ビジネスマナーがなっていない人と判断されてしまいます。
身につける腕時計は装飾が華美なものでなく、シンプルなアイテムを選びましょう。
身分証明書
セキュリティ強化のために、面接会場で身分証明書の提示を求められることがあります。
そのため、免許証などの証明書を持参しましょう。
運転免許証などがない場合は、他にどのような身分証明書で代用可能かを確認してください。
携帯電話・財布
携帯電話や財布は日頃から持ち歩いている方もほとんどだと思いますが、面接の際にも必ず持参しましょう。
万が一、何かトラブルがあった場合はすぐに企業に連絡を入れる必要があります。
また、先方から連絡がくる場合もあるため、志望先企業の担当者の電話番号は必ず登録しておきましょう。
携帯電話は、面接会場までの行き方や電車の乗り換え方法などを調べるのにも便利です。
地図アプリや乗り換えアプリをあらかじめダウンロードしておくと、初めて行く面接会場でも迷わず時間通りに到着できます。
また、最近は電車の乗車やコンビニでの買い物などもスマホ決済で済ませ、現金を使わない方もいるかもしれませんが、財布も万が一に備えて持っておきましょう。
面接の持ち物であると便利なもの
企業側から持参するようにいわれなかったアイテムでも、持っておくと便利なものがたくさんあります。
ここからは、面接時にあったら便利なものをご紹介しましょう。
▽面接時にあると便利なアイテム
- 予備の写真
- 印鑑や朱肉
- 携帯の充電器
- 折り畳み傘
- 薬
- 身だしなみを整える持ち物
予備の写真
履歴書やエントリーシートなどに貼り付けた写真が取れてしまった場合に備えて、写真の予備を持参しましょう。
顔写真には、名前や受験番号を記載したうえで、両面テープを貼り付けておくと便利でおすすめです。
印鑑や朱肉
必要書類に押印を忘れてしまった場合に備えて、印鑑や朱肉を持参しましょう。
携帯の充電器
スマートフォン用のモバイルバッテリーや充電器を持参するのもおすすめです。
面接当日は、地図アプリなどを駆使することで電池の消耗が早くなりがちです。
携帯のバッテリー残量を心配せずに済むため、小型のモバイルバッテリーを用意しておくと安心でしょう。
折り畳み傘
突然の雨に濡れてしまわないよう、折り畳み傘を持参するのもおすすめです。
季節によっては、突然のゲリラ豪雨などに襲われる可能性もあるので、持っておくと安心できるでしょう。
鞄の中が濡れないように、濡れた傘を入れるビニール袋や付属の収納袋なども用意しておきましょう。
薬
面接当日は誰でも緊張するものです。
緊張や寝不足によって、腹痛や頭痛が起こってしまう可能性もあります。
そのような事態を想定して、常備薬を持参するようにしましょう。
身だしなみを整える持ち物
第一印象は最初の7秒~30秒で決まるともいわれており、一度ついた印象を変えることはとても難しいとされています。
初対面の人たちに好印象を与えるためにも、服装や身だしなみを整えることは非常に大切です。
そこで、身だしなみを整えるための必須アイテムをご紹介します。
ハンカチやティッシュ
ハンカチやティッシュは、身だしなみを整える必須アイテムです。
使用頻度の高いハンカチは、すぐに取り出せるようにポケットに入れておきましょう。
またハンカチは使用後きちんと折りたたんで入れる習慣をつけておくことも大切です。
手鏡
身だしなみを確認するために便利なのが手鏡です。
面接直前にトイレで身だしなみチェックができない場合に備えて、コンパクトタイプの手鏡を持参するようにしましょう。
▽面接直前でチェックしたい身だしなみのポイント
- スーツの襟やシャツがよれていないか
- ネクタイが曲がっていないか
- 髪が乱れていないか
着衣や髪型の乱れがないかを確認してから面接に挑みましょう。
エチケットブラシ
紺や黒などの暗めのリクルートスーツは、ほこりやゴミが目立ってしまいがちです。
そのため、携帯用のエチケットブラシを持参し、面接会場に出向く前にきれいにしましょう。
化粧ポーチ
女性の方は、化粧崩れを直すためにもメイク直し用ポーチの持参も忘れないようにしましょう。
▽メイクポーチに入れておきたいアイテム
- くし
- 口紅
- アイブローペンシル
- リップ
- デオドラントスプレー
- ヘアワックスやヘアスプレー
メイクだけでなく、髪型を整えるためのアイテムも持っておくと安心です。女性だけでなく、男性もぜひ持参してください。
予備のストッキング
会場に出向く前にストッキングが伝線してしまったり、汚れてしまったりというハプニングはつきものです。
伝線したストッキングは会場でとても目立ってしまうので注意しましょう。
履き替えなければならないときに焦らないよう、予備のストッキングを用意してください。
採用面接の持ち物がわからないときはどうする?
一般的な採用面接の場合、上記の持ち物があれば基本的に大丈夫です。
ただし、必要書類が面接の案内メールに記載がなく心配な場合などは、企業からのメールを返信する形で確認しても良いでしょう。
日程の確認と合わせて必要な物を確認できるとやり取りがスムーズです。
採用担当者は多くの応募者とやり取りをしているので、メールの履歴をたどりやすいように「Re」で返信すると良いでしょう。
新規にメールを作成する場合は、件名に簡潔な要件と氏名(フルネーム)を記載してください。
面接当日落ち着いて臨むために、持ち物は事前に確認しておこう
面接当日の持ち物について徹底解説しました。
必要なものを忘れてしまうと、どうしても気が動転して焦ってしまいます。
今回ご紹介した持ち物を参考に、自分用の持ち物リストを作成してください。
スマートフォンのメモ機能を活用すると、手軽にリストが作成できるのでおすすめです。
忘れ物を防ぐためには、時間と気持ちに余裕を持った準備が重要です。
前日までに持ち物をまとめておけば、当日の準備に慌てることもありません。
穏やかな気持ちで面接当日を迎えるためにも、必要な持ち物を事前にチェックしておきましょう。