就職活動のため面接を控えているけれど、どのようなカバンを持って行けば良いのか迷うという方も多いのではないでしょうか。
イメージダウンにつながらないカバンの種類・取り扱い方を知り、万全な体制で面接に臨みたいものです。
この記事では、面接に適したカバンの特徴や種類、選び方を解説します。
男性・女性別に、おすすめのカバンもピックアップしてみました。
また、面接用カバンを持っていない場合の代用品についてもご紹介しています。
面接の場にふさわしいカバンの種類や取り扱い方を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
面接に適したカバンの特徴
面接の場にふさわしいカバンの特徴として、以下の4つが挙げられます。
- A4サイズ
- 素材は合皮
- 派手でない色
- 柄物でないシンプルなデザイン
具体的な理由や押さえておきたいポイントについて、それぞれ解説していきます。
面接用のカバンはA4サイズがベスト
面 接用のカバンの大きさは、A4サイズがベストでしょう。
応募のための書類や、面接のときに渡される資料などは、A4サイズの場合が多いものです。
それらの書類や資料を折り曲げずにそのまま入れられるサイズのカバンがおすすめです。
また、床に自立するタイプを選べば置き場所に困ることもありません。
カバンが倒れないか気にせず脇に置いておけるので、手元もスッキリしてきれいに見えるでしょう。
素材は合皮のものがおすすめ
面接用カバンの素材は合皮がおすすめです。
雨や汚れにも強く、本革に比べると価格も良心的だからです。
コットンのようなカジュアルすぎる素材のものは、避けたほうが無難でしょう。
企業や採用先によってはイメージダウンにつながる可能性があるので注意が必要です。
男女問わず、面接はジャケットやスーツといった服装が望ましいものです。
服装に合わせ、カバンの素材もフォーマルなレザーを選べば悪い印象は与えません。
面接に適した服装については以下の記事を参考にしてください。
派手な色はNG
面接で持っていくカバンを選ぶ際、派手な色のものは避けましょう。
面接はビジネスシーンの一部です。
真面目で落ち着いた印象をアピールできるような色味を選ぶようにしてください。
黒だけでなく、紺・茶色・グレーのような落ち着いたトーンであれば問題ありません。
服装に合った色味のカバンを選ぶようにしましょう。
柄物はNG
派手な色だけでなく、柄物のカバンも派手な印象を与えてしまうため、避けるようにしましょう。
服装にも合わず、「不真面目」「TPOをわきまえていない」と悪い印象を与えかねません。
どうしても完全な無地のカバンが見つからない場合は、小さなロゴ入りや、ワンポイント程度にとどめるようにしてください。
ただし、業界によってはブランド物を身につけていることでセンスを問われるケースもあります。
ロゴ一つでも、センスを測られるケースもあることを踏まえて、慎重に選ぶことが必要です。
面接先に合わせ、好印象を与えられるカバンを選ぶようにしましょう。
面接用のカバンがない場合は?
急に面接が決まった、買いに行く時間がなかったといった理由で、面接に持っていくカバンが用意できない場合があるかもしれません。
面接用のカバンがない場合の代用品や、面接用カバンを購入できる場所について解説していきます。
面接カバンの代用品
面接カバンの代用品は、以下のポイントを押さえたものを選びましょう。
- 色は黒・紺・茶・ベージュ・グレー
- 皮革・合皮かカジュアルすぎないナイロン系
- ビジネスシーンに合う落ち着いたデザイン
上の条件に当てはまれば、以下のようなカバンでもOKです。
- ブリーフケース
- 取手のあるショルダーバッグ(肩紐は外して手提げにする)
- トートバッグ
A4サイズの書類が入る自立式のカバンがない場合は、せめて色味や素材だけでも面接に適したカバンに近いものにするのがおすすめです。
面接カバンの代用として避けたいタイプ
面接カバンの代用品として、以下のようなタイプは避けるようにしましょう。
- 原色など派手な色
- 柄もの
- リュック
- キャンバス地のトートバッグ
- 肩がけのみのショルダーバッグ
- クラッチバッグ
これまで述べてきた面接に適したカバンの特徴に当てはまらないものは、悪い印象をもたれる可能性が高くなります。
色味が落ち着いていても、デザインや素材がカジュアルすぎるカバンは避けたほうが無難です。
面接用カバンを購入できる場所
面接用のカバンは、デパートやショッピングモールなど、フォーマルウェアを扱っている店舗で購入できます。
また、楽天やAmazonなど、インターネット通販でも購入できます。
早ければ翌日にも届くので、ゆっくり選んでいる時間がない場合に便利です。
フォーマルウェア店やインターネット通販以外では、ユニクロや100均などでもカバンの取り扱いがあります
しかし、デザインや素材が面接には適さないものもあるので注意しましょう。
面接のカバンに関するよくある疑問
面接のような場では、短時間で第一印象が決まり、その後の評価につながります。
一度きりのチャンスである第一印象で良い印象を持ってもらうため、カバンの取り扱いについても把握しておきましょう。
そもそも面接にカバンは必要?
面接の際、持っていく荷物が少なくても面接先から資料を渡されることがあるため、カバンは持参しましょう。
社会人として、ビジネスシーンに手ぶらで出向くことは、マナーに反することです。
面接では、学歴や経歴、資格以外に、コミュニケーション能力やビジネスマナーが身についているかどうかも評価されています。
身だしなみや立ち居振る舞い、声や話し方といった非言語情報も、第一印象に大きく影響することを理解しておきましょう。
身だしなみを整え、マナーにのっとった行動をとるなら、面接時にシーンに合ったカバンを持参することは必須です。
カバンの持ち方や置くタイミングは?
面接用カバンは取っ手の部分を手に持ち、面接先に伺いましょう。
ショルダーバッグの場合も、肩掛けはカジュアルな印象になってしまいます。
面接先に到着する前に肩ベルトは外すか収納し、手に提げた状態で面接会場に赴きましょう。
また、面接会場に入ったあと、面接担当者から「おかけください」と声をかけられます。
「失礼いたします」と一礼して椅子に座るタイミングで、カバンを自身が座る椅子の脇の床に置くと良いです。
カバンを2つ持っても良い?
面接には基本的にカバンは一つにまとめて行ったほうが無難です。
面接のときに荷物が多いとごちゃごちゃして見た目もスッキリしません。
面接に必要な荷物がかさばって補助バッグが必要なケースを除き、荷物は一つのカバンにまとめましょう。
やむをえず荷物が多い場合は、面接に必要でない荷物は近くのコインロッカーなどに預けて面接に臨むようにしましょう。
カバンは椅子や膝に置いても良い?
先に、面接に適したカバンは自立するタイプがおすすめとご紹介しました。
面接中にはカバンは自身の脇の床に置くことになるからです。
カバンは自分が座っている椅子の横の床に置きましょう。
受け取った書類などをすぐに入れられるよう、利き手側にカバンを置いておくとスムーズです。
面接中にカバンを椅子や膝の上に置くことは好ましくありません。
空いている椅子や机があるからと勝手にカバンを置くことはもってのほかです。
ただし、カバン用の椅子を準備してくれている場合は、指示を待ってからカバンを置かせてもらいましょう。
面接カバンにはなにを入れる?
面接用のカバンに入れていくものについてまとめてみました。
- 筆記用具
- 履歴書・職務経歴書
- 印鑑
- 募集要項
- ハンカチ
- (必要な場合)ちょっとした化粧品
- スマートフォンなど
- スマートフォン用充電器など
以上のアイテムのほか、面接先からもらう書類などがあるため、カバンは大きさに余裕のあるものを選んでおくようにしましょう。
面接に適したカバンを持って良いイメージを与えよう
今回は、面接用のカバンにおすすめのタイプや特徴、用意が難しい場合の代用品などをご紹介してきました。
面接では第一印象が大切です。
相手に好印象を持ってもらうため、黒・紺・グレーといった色味で無地の皮革・合皮カバンであれば大きな問題はありません。
フォーマルウェア店やインターネット通販で購入できるので、カジュアルすぎないデザインのものを選びましょう。
代用品で面接を受ける手もありますが決しておすすめではありません。
できる限りの範囲で、慌てず準備して面接に臨むようにしましょう。