Web面接では受け答えの内容だけでなく、画面に映る情報までもが印象を左右します。
このため身だしなみを整えることはもちろん、面接というシーンに適した背景を選ぶことが大切です。
背景にも気を遣うことで、採用担当者に好印象を持ってもらえる可能性が高まるでしょう。
一方で、Web面接の背景において「Zoomのぼかし機能を使っても良いのか不安」「背景の設定に迷う」という方は多いのではないでしょうか。
本記事では、Web面接に適した背景と避けたほうが良い背景を紹介します。
目次
Web面接の背景は採用に影響する?
Web面接は画面を通して行うため、背景も応募者の印象を決める重要な要素です。
背景の選び方が、選考にプラスの影響を与える可能性もあるでしょう。
同時に、自身の印象が悪くならないようマナーを守った背景を選ぶ必要があります。
とはいえ採用を勝ち取るには、面接の内容や態度が重要です。
Web面接でも挨拶をしっかり行ったり笑顔でハキハキ答えたりと、面接に臨む姿勢やマナーにも配慮しましょう。
Web面接の挨拶については、以下の記事を参考にしてみてください。
Web面接に適した5つの背景
Web面接に適した背景は以下の5つです。
- 白い壁紙
- 白色や淡い色のカーテン
- 白い布
- 白い背景紙
- ベージュや淡い色の背景紙
それぞれがWeb面接に適している理由を解説します。
白い壁紙
Web面接に最適な背景は、白い壁紙です。
白色は清潔感や品性を演出しやすく、同時に顔色を明るく見せてくれるため、面接官にポジティブな印象を持ってもらえる可能性が高まります。
ただし、白色の壁を映すにあたって、面接に関係のないものがあると採用担当者の注意がそちらに向いてしまうため注意が必要です。
面接の際、棚の上の物や装飾品などはできる限り取り除きましょう。
白色や淡い色のカーテン
白色や淡い色のカーテンを背景にして、清潔感や爽やかさを出すのもおすすめです。
背景から余計な情報を排除でき、面接官の意識を自分自身に向けやすくなります。
白色や淡い色のカーテンを背景に選ぶときは、派手な柄・模様などがないシンプルなものを選ぶと同時に、汚れていないか、差し込む太陽光が逆光ではないかを確認しましょう。
適した色のカーテンがない場合は、後述する白い背景紙や布を代用するのも一案です。
白い布
白色の壁やカーテンがない場合、白い布をWeb面接の背景にする方法があります。
白色は、清潔な印象を与えつつ光を反射して顔色を明るく見せてくれる効果が期待できるほか、布で覆うことで部屋にある余計なものを隠すことも可能です。
布を用意する時間がない場合、シーツやベッドカバーでも代用できます。
白い背景紙
白色の壁がないときの代替案として、白い背景紙を活用するのもおすすめです。
Web面接に不要なものが映り込むのを防げるほか、清潔感を演出できます。
また、紙は布よりもシワが目立ちにくいのがメリットです。
適した背景紙がない場合は、百円均一で大きめの模造紙などを探してみましょう。
ベージュや淡い色の壁紙
Web面接で白い壁がないときは、薄いベージュやグレーなどシンプルかつ淡い色の壁を選んでみてください。
ただし、淡い水色は爽やかな印象になる反面、肌が白い人は暗くぼやけて見えてしまう可能性があるため注意が必要です。
照明の色味を調整するなどして、表情が暗く見えないように工夫しましょう。
Web面接で避けたほうが良い5つの背景
Web面接において、以下5つの背景は避けたほうが良いといえます。
- 生活感が出すぎている
- カーテンの汚れが目立つ
- 逆光になっている
- 自分以外の人物が後ろで行き来している
- 派手な壁紙や装飾品が目立つ
それぞれの注意点を見てみましょう。
生活感が出すぎる背景
「ゴミが落ちている」「脱いだ洋服が置いてある」「使用後の食器がそのまま」など、Web面接において生活感が出すぎた背景は避けなければなりません。
クローゼットや本棚などが写り込む程度なら問題ないものの、部屋が乱れた状態を見られてしまうと、採用担当者から自己管理ができない人と思われる恐れがあります。
背景に映り込む範囲だけでも片付けて、万全の状態で面接に臨みましょう。
カーテンの汚れが目立つ背景
Web面接では、カーテンの汚れが目立つ背景もふさわしくありません。
カーテンが汚れていると清潔感が損なわれ、面接官にだらしないイメージを与えてしまいます。
家具の配置上、どうしてもカーテンをWeb面接の背景にしなければならないようなら、画面に映る範囲にシミやほつれがないか確認しましょう。
汚れが気になる場合は、カーテンをクリーニングしておくのがベターです。
逆光になる背景
Web面接の背景が逆光の状態だと、自分の顔に影が落ちて暗く映ってしまいます。
面接を受ける時間帯に、窓から光がどう入ってくるか、自分の顔や動きがどう映るか確認しておくと良いでしょう。
窓の位置の関係上、どうしても逆光になってしまう場合は、ライトをつけて部屋を明るくしたり、パソコンの角度を調整したりして、暗く映らない位置を探してみてください。
自分以外の人物が後ろで動く背景
Web面接は、端末とインターネット環境さえあれば、カフェやコワーキングスペースなどでも受けられます。
しかし、自分以外の人がカメラに映ってしまう環境は、プライバシーの観点から避けたほうが良いでしょう。
また、後ろで人や物が動いていると、採用担当者だけでなく自分も気が散ってしまいます。
ご家族と同居している場合、面接中は部屋に入ったり、大きな物音や声を出したりしないよう事前にお願いしておくと安心です。
派手すぎる色の壁紙や装飾品がある背景
ビビットな色や目立つ模様のある壁紙、個性的な装飾品なども、Web面接ではできる限り避けるべき背景です。
背景が派手すぎると採用担当者の意識がそちらへ向かい、受け答えの内容に集中してもらえなくなってしまう可能性があります。
もともと装飾品が備え付けられていたり、壁紙を変えられなかったりと対応が難しい場合は、先述した白い布や紙を使う方法でシンプルな背景を作りましょう。
Web面接でバーチャル背景はNG?
Zoomをはじめとしたオンラインツールには、バーチャル背景という機能があります。
便利な機能ですが、Web面接ではバーチャル背景を使わないほうが無難です。
バーチャル背景は、体を動かしたときに手や髪などが切り取られて、不自然に見えることがあります。
また「部屋が汚いのかも」「見られて困るものがあるのかも」という懸念材料にもつながりかねません。
バーチャル背景をどうしても使いたい場合は、白単色や面接にふさわしいシンプルな画像を選び、「部屋の構造上、逆光になってしまう」など事前に一言断りましょう。
また、通信環境のテストも兼ねてプライベートで使用したバーチャル背景が、そのまま適用されていないか本番前に確認しておくのがベターです。
Web面接に適した背景を選んで好印象を与えよう
Web面接は、対面の場合とは異なり「背景に何を選ぶか」という点でもマナーが求められます。
余計な情報が写り込まないよう背景が整頓されていると、好印象につながりやすいでしょう。
バーチャル背景は生活感を隠しやすく便利な一方で、不自然さが出てしまう可能性もあります。
シンプルな壁紙や布、背景紙などを上手に活用して、清潔感・明るさ・真面目さをアピールしてみてください。