「面接で詰まると不合格になるか心配だ」と思っていませんか?
面接で詰まっても、そのことが原因で即不合格になることはないでしょう。
企業は、想定外の質問に対してどのような対応をするのかを見ています。
回答に多少詰まっても、正しい対処法を実践できていれば問題ないでしょう。
この記事では、面接で詰まった際の正しい対処法を詳しく解説しているので、ぜひ最後まで読み進めてください。
目次
「面接で詰まる=不合格」ではない
面接で少し回答に詰まったからといって、即不合格になることはないでしょう。
企業はスラスラと答えられる話し上手な人を求めているわけでは決してなく、むしろ想定外の質問に対してどのような対応をするのかを見ています。
誰しも、基本的な自己紹介や志望動機などの質問に対しては、事前準備をしてスラスラと答えられるように準備しているはずです。
しかし、社会人には想定外の質問に対して最適な答えを言語化する能力が求められることもあります。
そのため面接官は、想定外の質問に対してどのくらい臨機応変に対応できるかを審査しているのです。
面接で詰まったときの正しい対処法
面接で詰まってしまうのは仕方ないことですが、その際には正しい対処法を行う必要があります。
面接で詰まったときの正しい対処法は下記の3つです。
- 深く考えてから素直に「わかりません」と伝える
- 質問内容を復唱して時間を稼ぐ
- 答えられる範囲で回答する
一つずつ詳しく解説していくので、しっかりと確認しましょう。
深く考えてから素直に「わかりません」と伝える
どう答えれば良いかわからない質問に対しては、しっかりと考えたうえで素直に「わかりません」と伝えましょう。
面接では、一生懸命考えても答えの出ない質問もあるはずです。
その際は答えがわからなくても、質問に対してしっかりと考えたことをアピールしましょう。
質問してすぐに「わかりません」と答えるのは、何も考えていない印象を与えてしまうので避けたほうが無難です。
わからないことを無理に答えるより、考える意欲を見せたうえで素直に「わかりません」と伝えたほうが好印象になるでしょう。
質問内容を復唱して時間を稼ぐ
回答が浮かばないときは、聞かれた質問内容を自然な形で復唱して、少しだけ時間を稼ぐことができます。
具体的には下記のように復唱すると良いでしょう。
- 「最近〇〇したことですか……。そうですね」
- 「その質問の意図は、つまり〇〇について意見を聞きたいということでしょうか」
- 「〇〇に関する質問と理解してよろしいでしょうか」
ただし、不自然に復唱してしまうと時間稼ぎが目的だと面接官に伝わるので、あくまでも自然な流れのときだけにしましょう。
逆質問を受けたことで、面接官が質問をわかりやすくかみ砕いて言い直してくれることもあります。
質問に対する自分の理解が深まり、考える時間も稼げるのでおすすめです。
答えられる範囲で回答する
質問に対して完璧に答えようとするとうまく話せなくなる場合があるので、答えられる範囲で答える程度で問題ないと考えましょう。
完璧な回答を求めすぎず、伝えたいことを正しく、わかりやすく話すことを意識します。
面接官はあなたの人柄や熱量を知りたいので、多少答えが不足しているくらいは問題ありません。
自分では回答に失敗したと思っていても、全体を通して入社意欲が伝われば、多少の失敗で評価が下がるとは限らないので、質問に対してわかる範囲で答えましょう。
面接で詰まることを防ぐ事前準備
面接で詰まることを防ぐためには、事前に準備しておく必要があります。
効果的な事前準備は下記の3つです。
- 自己分析と企業分析を徹底する
- 想定外の質問への回答も準備する
- 面接の練習で場数を踏む
一つずつ詳しく解説していくので、しっかりと確認しましょう。
自己分析と企業分析を徹底する
面接では自分の強みを明確にし、企業や業界を理解しておく必要があるので、自己と企業の両方を徹底的に分析しましょう。
自己分析では、あなたの性格や過去を振り返り、強みを明確にします。
企業分析では、企業のことはもちろんですが、業界や業界内での企業の位置付けもしっかりと理解しておきましょう。
自己分析や企業分析をして面接で詰まらないための対策ができるので、時間をかけてしっかりと分析や研究をすることが重要です。
想定外の質問への回答も準備する
心の準備ができた状態でスムーズに面接を受けるために、事前に想定外の質問に対する回答も用意しておくと安心です。
自己紹介や志望動機などの基本的な質問は事前に回答を準備しているはずなので、それ以外の質問に対してもできるだけ回答を準備するようにしましょう。
想定外の質問を事前に準備するのは難しいので、キーワードを用意して「〇〇という質問に対しては〇〇のキーワードを中心に回答する」などと決めておくのがおすすめです。
想定外の質問に対してはキーワードを活用し、臨機応変に対応すれば回答に詰まりにくくなるでしょう。
面接の練習で場数を踏む
面接にはある程度の慣れが必要であり、慣れるために面接の練習をして場数を踏む必要があります。
慣れない面接では、必要以上に緊張して普通の会話もままならない状態になるかもしれません。
本番同様の空気感のなかで行う必要があり、知人ではなく他人と練習をするとより効果的になります。
就活エージェントを活用すれば、本番同様の空気感のなかで模擬面接を受けることができ、プロのアドバイスも受けることができるのでおすすめです。
面接で詰まったときのNG行動
面接で詰まったときにやってはいけないNG行動があります。
具体的なNG行動は下記の3つです。
- 質問に詰まったまま沈黙する
- 即答での「わかりません」
- 勢いで話し出し「グダグダ」な回答になる
一つずつ詳しく解説していくので、しっかりと確認しましょう。
質問への回答に詰まったまま沈黙する
質問の回答に詰まったまま沈黙するのはNG行動なので、できるだけ早い段階で何かしらの意思表示をしましょう。
長く沈黙されると面接官は対応に困り、結果として面接官に気を使わせてしまったり、フォローさせてしまうことになります。
さらに、長い沈黙は「予想外のトラブルに対応できない人間」という印象を与えてしまうかもしれません。
早めに何らかのアクションを起こし、予想外の事態にも臨機応変に対応しましょう。
即答での「わかりません」
物事を深く考えようとしない人だと思われて評価が悪くなるかもしれないので、難しい質問に対して「わかりません」と即答するのは避けましょう。
対処法でもお伝えしたように、一生懸命考えても回答が浮かばないことはあるはずです。
その際に「わかりません」と即答すると熱意や態度などが疑われ、悪い印象を与えかねません。
ただし、事前に準備しておくべき基本的な質問に対しては、考える時間をとったうえで「わかりません」と回答しても評価が悪くなるので、「わかりません」と答えること自体を避けましょう。
勢いで話し出し「グダグダ」な回答になる
質問の回答が定まらないまま勢いで話し出すと、つじつまが合わなかったり話が脱線したりしてグダグダな回答になり、評価が悪くなるでしょう。
面接官はプロなので、定まった回答がないのに話し出したりすると、見透かされてしまいます。
また、無理に回答して嘘や誤った情報を伝えないようにしましょう。
どのような小さな嘘でものちに大きな問題につながることがあるので、絶対に言わないようにしましょう。
多少質問に答えられなくても入社へのアピールがしっかり伝わっていれば、熱意のある人だと評価してもらえるはずです。
面接で詰まっても焦らず冷静に対応しよう
面接で詰まってもそれが原因で即不合格になることはなく、面接官はあなたの人柄や熱意などを評価しています。
回答に詰まってしまっても、焦らず臨機応変に対応することが大切です。
面接で解答に詰まった際にやってはいけないNG行動として、沈黙や即答での「わかりません」、グダグダな回答などがあります。
こうしたNG行動を避け、自身の強みや熱意を伝えられるように、事前準備にしっかりと時間をかけておきましょう。
面接で詰まっても不合格になることはないので、焦らずしっかりと対応して良い評価を勝ち取りましょう。