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面接が早く終わると不採用?短い理由やすぐ終わりそうなときの対処法を解説

予定されていた時間よりも面接がすぐ終わったとき、不合格になったのではないかと心配してしまうかもしれません。
しかし、面接が早く終わっても不合格と決まったわけではなく、採用の可能性は十分にあるといえます。

この記事では、面接が早く終わる理由や合格・不合格のフラグ、面接がすぐ終わりそうなときの対処法などをご紹介します。
面接が早く終わりそうな場合の対策をしたい学生・転職希望者の方は、ぜひお読みください。

面接が早く終わる理由

面接が早く終わる理由

面接が想定より早く終わることはあります。
その理由は、主に次の5つです。

  • 書類選考で採用を決めていた
  • 回答が適切で要点をつかみやすかった
  • 新卒で応募者が多く一人ひとりにかけられる時間が少ない
  • 面接の所要時間を長めに伝えられていた
  • 企業と求職者がマッチしていなかった

それぞれ詳しく解説します。

書類選考で採用を決めていた

書類選考で合格を決めていた場合、簡単な質問を通じて人柄やコミュニケーション能力などの最終確認のみを行うため、面接が早く終わる可能性があるでしょう。
人柄などを簡単に確認して面接を終えるのは、選考者の多い1次面接など初期段階で起こり得ます。

回答が適切で要点をつかみやすかった

面接官からの質問に的確に回答でき、内容をわかりやすく伝えられた場合も、面接時間が短くなることがあります。

面接では、事前に質問の内容や数を決めているのが一般的です。
求職者としてはもっと掘り下げて質問して欲しいと思っていても、あらかじめ準備した質問に適切に答えられていれば、面接時間は短くなる場合があります。
そのため、面接で短時間のうちに聞きたいことを聞けたと採用者が感じた場合、それ以上質問されることなく面接が終了することもあるのです。

新卒で応募者が多く一人ひとりにかけられる時間が少ない

面接を早く終わらせるのは、時間効率を上げる目的もあります。
とにかく数をこなす必要のある1次面接などでは、求職者一人ひとりにかけられる時間が少なく、限られた質問だけをして合否を決定する場合があるのです。

大企業の新卒採用では、一日に千人以上の学生を相手にする場合もあります。
問題のない求職者は短時間で合格・不合格の判断がされる可能性もあるので、面接の時間が短くても気にしすぎる必要はありません。

こちらの記事では30分の面接での質問数や面接の流れを詳しく解説しているので、参考にしてください。

面接の所要時間を長めに伝えられていた

求職者に対して、想定よりも長めに所要時間を伝える企業もあります。

面接で応募者の特性を判断するために必要な時間は、30分程度といわれています。
そのため、60分の面接時間が30分で終了しても、企業側としては聞きたいことを聞き終えているかもしれません。
30分でも十分に面接の目的が果たせている可能性もあるので、早く終わったからといって気にしすぎる必要はないのです。

60分の面接が10分で終わったなど極端に短い場合、「さすがに不合格なのでは」と心配になるかもしれませんが、この場合でも不合格が確定したわけではありません。
面接時間が短い場合の合否の判断ポイントはこちらで解説しているので、参考にしてください。

企業と求職者がマッチしていなかった

応募者と企業のマッチ度が低いと、面接が早く終わることがあります。

面接では志望動機の説明や自己PRを行いますが、明らかにミスマッチだと入社後に活躍できるイメージを持てず、早々に不合格と評価される可能性があります。

企業とのミスマッチを防ぐために、自己分析や企業研究、業界研究をしっかりと行い、企業の求める人物像を事前に把握しておくことが重要です。

面接が早く終わるときの合格フラグ

面接が早く終わるときの合格フラグ

面接が早く終わった場合に限らず、企業に良い印象を持たれたかどうかを求職者側で判断するのは難しいことです。
しかし、合否を確実に見極めることはできませんが、短い面接時間のなかでも合格フラグが隠されていることがあります。
ここでは、面接が早く終わるときの合格フラグの例をいくつかご紹介します。

次の選考の説明や入社後の質問をされる

次の選考に関する説明や入社後の質問をされた場合は、合格の可能性があるでしょう。

面接時間を早めに切り上げたとしても、選考を進めるつもりの求職者には辞退を防ぐために合格を匂わせる発言をすることがあります。

次の選考日程や入社後に取得して欲しい資格など、具体的に次の選考の説明や入社後にとってほしい資格の話などをされたのであれば、合格を期待しても良いかもしれません。

他社の内定状況を聞かれる

他社の内定状況を詳しく聞かれた場合も、合格の可能性があります。

新卒・中途問わず、企業では採用予定人数が決まっており、辞退のリスクを避けるために他社の内定状況を確認する場合があります。

特に、他社の内定承諾の期限を確認された場合、合格している可能性は高いといえるでしょう。

面接官に指摘やアドバイスを受ける

面接官から指摘やアドバイスを受けた場合、次の選考に進めたい応募者として扱われている可能性があります。

注意を受けた場合、面接官に悪い印象を持たれたのではないかと落ち込んでしまうかもしれません。
しかし、指摘やアドバイスは興味のある求職者にしか行わないはずです。
求職者に興味を持ち、今後に期待しているからこそ、指摘やアドバイスといった形で面接官の個人的な意見を話してくれているとも受け取れます。

自分のことを深掘りされる

面接官が自分のことに興味を持ってくれている場合、深掘りする質問をしてくることがあります。
質問に対する回答に対して深掘りする質問が多いのは、面接官からの印象が良い証拠です。

また、求職者の入社後のイメージを明確にしようとしていることも考えられ、興味を持ってくれているとも判断できます。
このような場合、面接での評価が高く、合格している可能性があるといえるでしょう。

ただし、求職者の発言が理解できない場合でも、質問を繰り返して深掘りすることがあるので、注意しましょう。

面接が早く終わるときの不採用フラグ

面接が早く終わるときの不採用フラグ

不採用のフラグも知っておくと、面接を振り返る際に役立ちます。
いくつか紹介しますが、当てはまるからといって必ず不採用というわけではないので注意してください。

面接官がメモを取らない

面接官がメモを取らない場合、不合格の可能性があります。

本来であれば、面接中にメモを取り、面接後に企業とマッチした人材であるかをチェックし、気付いた点を記録に残そうとするはずです。
そのため、不合格が決まった時点でメモを取らなくなることがあります。

ただし、チェックシートを使っていてメモを取る必要のない場合や、合格と判断した時点でメモを取らなくなる面接官もいるため、メモの有無だけで不合格を判断するのは難しいでしょう。

質問が少なく内容も簡易的

明らかに質問が少なく、また簡単な質問しかされなかった場合も、不合格かもしれません。

面接官は、求職者とのマッチ度を確認するためにいくつかの質問を投げかけます。
しかし、興味がない求職者には深掘りする必要がなく、簡単な質問だけ行って早々に面接を切り上げようとしている可能性があります。

ただし、すべての求職者に対して同じように質問をするように指示されている場合や、適切な回答ができているため深掘りする必要がない場合も質問が少なくなるため、質問の数や質問の内容だけで不合格であると決めつける必要はありません。

面接官の共感が感じられない

面接を通して共感が感じられなかった場合も、不合格フラグの可能性があります。

面接官の反応が薄い場合、伝えた内容があまり心に響いていないかもしれません。
この場合、良い印象を持たれていないだけでなく、質問の意図が読み取れないと判断されることもあります。

面接官の方針もあるので共感の有無だけで一喜一憂する必要はありませんが、悪印象をもたれて共感してもらえなかったと明確に感じた場合は、次の面接までに対策するようにしましょう。
面接で頻出の質問と回答例を確認したり、面接練習で客観的にチェックしてもらったりするのがおすすめです。

面接が早く終わると感じたときの対処法

面接が早く終わると感じたときの対処法

これまで説明したように、「面接が早く終わる=落ちる」というわけではありません。
ただ、面接官に十分にアピールできていないまま面接が早く終わったと感じる場合もあるでしょう。
そんなときは、逆質問で志望度の高さや意欲をあらためて伝えるのもおすすめです。

逆質問は、「何か質問はありませんか」と面接官から聞かれる時間のことです。
自分が企業にマッチした人物であることを印象づけられるよう、自己分析や企業研究をしっかりと行ったうえで逆質問をしましょう。
ただし、ホームページなどで事前に調べればわかる内容を質問する、面接官と話した内容について再度聞くなど、マナー違反とされる逆質問もあるので注意が必要です。

合格でも面接が早く終わる場合もある

面接が早く終わったときは、不合格ではないかと心配してしまうかもしれません。
しかし、面接時間と合否は関係があるとは言い切れず、早く終わった場合でも合格している可能性が十分にあります。

今回は面接が早く終わった場合の合格・不合格のフラグをご紹介しましたが、確実なものではなく、あくまで参考にする程度のものです。
大切なことは、短い面接のなかで的確に受け答えができたか、客観的に振り返ることです。
次の面接に向けてしっかりと対策を行い、企業からの内定を勝ち取りましょう。

執筆者について

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