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自己PRで部活動の経験をアピールするポイントは?注意点や例文も紹介

自己PRで部活動経験をアピールする際には、気をつけるべきポイントがあります。
ポイントをおさえておかないと、経験を効果的にアピールできないばかりか、良い印象を与えられず、転職活動が長引いてしまうかもしれません。

この記事では、部活動経験が有効な理由や部活動経験をアピールする際のポイントを紹介します。
合わせて、注意したい点や例文も紹介するので、参考にしてみてください。

自己PRで部活動の経験が有効な理由

自己PRで部活動の経験が有効な理由

部活動経験が有効な理由は、どういったところにあるのでしょうか。
ここでは、なぜ部活動経験が自己PRで有効なのかを紹介します。

組織に所属した経験をアピールできるから

部活動では、基本的に「部」という組織に所属して活動します。
この経験があると、組織内の役割や振る舞い方が身についていると評価されます。

部活動は組織活動であり、先輩や後輩という社会的な人間関係を経験できる機会です。
そのため、社会に出て初めて会社という組織に所属する人に比べて、社会経験という面で一歩リードしているといえるでしょう。

長所や人柄をアピールできるから

主体性や協調性など、部活動を通して身につけた能力は、選考で評価されます。
部活動で得られる経験や能力は、社会人として活躍するのに必要です。

また、部活動で果たした役割や経験したエピソードは、自身の長所や人柄を強調して伝えるのに適しています。
部活動での経験と、企業が求めている強みを交えてアピールできれば、高く評価されることでしょう。

継続力があることをアピールできるから

部活動の経験は、企業に対して継続力のある人といった印象を与えやすいです。
なぜなら、部活動は高校3年間や大学4年間続けている人が多いため、継続力があると認識されるからです。

採用後早期に退職されると採用活動のコストが無駄になるので、企業は継続力がある人を求めています。

部活動経験の自己PRのポイント

部活動経験の自己PRのポイント

部活動経験を効果的にアピールするには、どういったポイントがあるのでしょうか。
ここでは、部活動をアピールに使用する際のポイントを紹介します。

具体的なエピソードを用意する

部活動経験をアピールするには、具体的なエピソードを用意することが重要です。
具体的なエピソードを添えることで、人柄をリアルにイメージしやすくなります。

また、実際にあったエピソードを具体的に話すことで、強調したい自身の強みや長所に説得力が出ます。
自分の強みや長所を際立たせるエピソードがわからなければ、紙に書き出すなどして検討してみましょう。

まず強みを伝える

部活動経験をアピールする際にも、まず自身の強みを伝えましょう。
「私の強みは〇〇です」のように一言で簡潔にわかりやすく表現してください。

部活動での経験を想定しつつ、自分の人柄がわかる強みを伝えましょう。

部全体で何をしたかではなく、部のなかで自分が何をしたかを話すことがポイントです。

データや数字で示す

部活に取り組んだ期間をデータや数字などで示して、定量的にアピールするのもポイントです。

部活での経験はそれぞれですが、曖昧だと根拠として弱くなってしまいます。
たとえ、目立った功績がなくても、全体的に何が経験できたのか考えましょう。
信頼性と根拠を伝えるために、誰もがわかる尺度を使ってわかりやすく示すようにしてください。

部活動で工夫した経験をアピールする

部活動で工夫した経験をアピールしましょう。
ただ、部活動で楽しかった思い出だけを話してもアピールとして成り立ちません。
楽しい思い出からは、応募者の人柄や潜在的な能力が伝わってこないからです。

活動中、特に課題や困難に直面した際などに、どのように工夫して取り組んだかを加えるように心がけましょう。
部活動での楽しかった思い出は入社してから再現できませんが、工夫した経験は活かせます。

部活動経験の自己PRで注意したい点

部活動経験の自己PRで注意したい点

部活動経験の自己PRで注意したい点には、どういったものがあるのでしょうか。
ここでは、注意したい点を紹介します。

部の実績アピールは自己PRではない

部活動経験のアピールで気をつけたいのが、部活の内容や実績、業務内容の説明だけになってしまうことです。
そうなると、所属した部活の紹介になってしまい、自己PRとはいえません。

部活の活動内容や実績などは自身の評価とあまり関係ないので、自分自身の強みや人柄とつながる部分のみをアピールしましょう。

専門用語を避ける

自己PRで部活動の経験を伝えるときは、なるべく専門用語を使わないようにしましょう。
企業の採用担当者は、部活動について詳しくないことも多いです。

相手が理解しない専門用語を使って、内容が伝わらなくては意味がありません。
わかりやすく伝えることで、コミュニケーション能力が高いと評価されるので、誰でもわかる言葉を使うようにしてください。

自己PRで部活動の経験をアピールする際の例文

自己PRで部活動の経験をアピールするには、どういった文章を書けば良いのでしょうか。
ここでは、部活動経験をアピールする際の例文を紹介します。

部長やキャプテンの場合

部長やキャプテンは、チームの環境や士気を高める重要な存在です。
こうした役職を経験した人が部活動経験をアピールするには、以下のような内容が良いでしょう。

例文

私の強みは、快適に活動できる環境をつくれることです。
大学時代に野球部で部長を務めました。
部長に就任してから過度に完璧を求めてしまい、後輩にプレッシャーをかけることもありました。

状況を改善するために、和やかな雰囲気で会話ができるように工夫した話し合いの場を設けました。
その結果、部員同士が学年を問わず打ち解け、楽しみながら活動できるようになり、念願の全国大会に出場できました。
こういった経験を活かして、貴社でも楽しく働けて成果を出せる環境づくりができたらと考えています。

部員の場合

部長やキャプテンなどの役職経験がなくても、部活動で身につけたコミュニケーション能力などをアピールしましょう。
例えば、以下のような内容になります。

例文

私の強みは、コミュニケーション能力が高いことです。
大学時代は吹奏楽部に所属していました。
日々の練習では相手が何を考えているのかを配慮してから、行動や発言をするようにしました。

そして、部員が集まる練習では、メンバーと親身になって寄り添ってコミュニケーションを取るようにすると、チーム全体の雰囲気が和やかになっていきました。
貴社に入社したら、この強みを活かして、お客様に寄り添ってコミュニケーションが取れるスタッフとして活躍したいです。

自己PRで部活動の経験をアピールするポイントを踏まえて転職活動しよう

自己PRで部活動の経験を強調する際には、ポイントを踏まえたアピールが大切です。
そうしないと、伝えたいことがうまく伝わらず、良い印象を与えられなくなってしまうかもしれません。

部としての実績を強調しすぎたり、専門用語を使うことは避けたほうが良いでしょう。
誰にでもわかりやすい表現で、具体的なエピソードを自身の強みとつなげてアピールすることがポイントです。

この記事を参考にして、部活動の経験をアピールして内定を獲得してください。

執筆者について

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