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大学受験の自己PRを例文付きで紹介|書き方のポイントも解説

この記事の監修者
綿引亜衣
綿引 亜衣
【資格】
国家資格キャリアコンサルタント

【プロフィール】
総合人材サービス企業にて法人企業の採用支援、キャリアアドバイザー職に10年間携わる。名古屋での勤務経験があり、地域特性を踏まえた面接対策や、Uターン転職支援にも強みを持つ。これまで採用支援経験のある業界は広告・不動産・建設・消費財・通販業界など。その後求人サイトのマーケティング職を経て、現在は 総合人材サービス企業の広報業務に従事。

大学受験では多くの場合、自分の長所を伝える自己PRの作成が必要になります。
一般選抜はもちろんのこと、推薦入試やAO入試などでも大学側から自己PRを求められる可能性は高いでしょう。
自己PRは、自分が志望大学の生徒としてふさわしいことをアピールする絶好のチャンスです。

本記事では、大学受験における自己PRの書き方や例文を解説します。
面接でアピールする場合のポイントも押さえておきましょう。

大学の自己PRのポイント|書き方・伝え方のコツ

大学の自己PRのポイント|書き方・伝え方のコツ

大学受験において、志望理由書や面接で自己PRをする際のポイントを解説します。
就活時のエントリーシート作成にも役立つ自己PRの伝え方と例文は下記をご参照ください。

大学の校風に合った自己PRをする

自己PRの作成にあたっては、大学の校風に合わせてアピールすることが大切です。
大学側は自己PRを通して、受験生の人間性が校風とマッチしているかを確かめています。

このため事前に学校のホームページや資料などを確認して、建学の理念や学部の目標などを確認しておきましょう。
例えば、スポーツ実践者の育成に力を入れている学校であれば運動に関わる実績、グローバルな人材を育成する学校であれば語学スキルをアピールするのがおすすめです。
学校のポリシーに合わせてPR文を考えることで、求める学生像にマッチすることを効果的に伝えられます。

面接では自分の強みを自信を持って伝える

面接で自己PRを伝えるときは、自分の強みについて自信を持ってアピールしましょう。
言葉は伝え方によって印象が大きく変わります。

日本語表現が豊かでも、丸暗記した内容を淡々と話すだけでは入学への熱意が伝わりません。
難しい言葉を無理に使おうとはせず、熱意を伝えやすい言葉を選ぶようにしましょう。
多少拙くても、その学校で学びたいというまっすぐな気持ちが伝われば、十分合格できる可能性があります。

大学入試で自己PRするための準備

大学入試で自己PRするための準備

魅力的な自己PRをするためには、事前の準備が大切になります。
公開されている例文やテンプレをそのまま使って面接準備を終わらせたい気持ちに駆られることもあるかもしれませんが、大学側は多くの受験生の自己PRに目を通していることから、例文をそのまま使っていることにすぐに気付くでしょう。
準備として以下2点のことを行っておけば、面接で深掘りされても自分の言葉で説明できるようになり、自信につながります。

高校生活で頑張ったことを掘り下げる

大学受験に挑む高校生は、自己PRの内容を充実させるためにも、高校生活で頑張ったことをしっかり掘り下げておきましょう。
熱中したこと・努力したことをテーマに絞って掘り下げることで、自己PRに説得力が増すだけでなく、自分の価値観や性格(どのようなことに熱中・努力するタイプなのか)を伝えることができます。

掘り下げ方としては、自分の起こした行動や結果に対して「なぜ」を問いかけて、根拠を明らかにしていくのがポイントです。
例えば、部活でレギュラーになれたことをテーマにする場合は、なぜレギュラーになれたのか、なぜ頑張れたのかを自問自答すると価値観を言語化できるようになります。

面接の場合は反復練習を必ずする

大学の面接で自己PRを話すことが想定される場合、反復練習は必須です。
作成した文面を声に出して読むことで自信がつき、さらに記憶にも残りやすくなります。
また、実際に声に出すことで言いにくい文章だと気付くこともあるでしょう。
本番で頭が真っ白になって言葉が出てこない事態を防ぐためにも、事前に反復練習を行いましょう。

先輩や先生に見てもらいアドバイスをもらったり、必要に応じて複数のエピソードを組み合わせたりして、推敲をしながら自己PRをさらに良いものにしていきます。
話している様子をビデオ撮影し、映像をチェックしながら自分で振り返るのも効果的です。

練習を繰り返しながら、自信を持って面接に臨めるよう準備を進めましょう。

大学入試の自己PRの例文

大学入試の自己PRの例文

大学入試の自己PRの例文を、アピールしたい内容ごとに紹介します。
自己PRの書き出しに迷っている方やより幅広い例文を知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

部活動をアピールする際の例文

私の強みは、モチベーターとしてみんなをやる気にさせられる点です。

私は3年間バレー部で活動し、3年時には主将に抜擢されました。
もともと母校はバレー強豪校ではなく、新入部員は未経験者がほとんどだったうえに、部活より遊びを優先したいというメンバーも少なくありませんでした。

しかし、負けん気が強い私は試合で負けるたびに内心悔しい気持ちがあり、みんなのモチベーションや技術をもっと高められないかと思案していました。
部員一人ひとりと面談を実施したり、顧問の先生の協力を仰ぎながら外部講師を招いたりして、部員のやる気とスキルが向上するように努めました。

3年の最後の大会では努力が実り、チームで地区大会の上位に入って県大会出場が叶ったことは、私にとって大切な思い出です。

部活動で自分がどのように頑張ったのか、エピソードを交えてアピールした例文です。
部内のメンバーだけでなく、顧問の先生など立場の違う人までまとめあげた経験は、大きなアピールポイントになるでしょう。

勉強をアピールする際の例文

私の強みは、コツコツと努力を積み重ねられる継続力です。

私は高校に入学した当初から、テストで常に10位以内に入れるよう努力を重ねました。
部活動はサッカー部に所属しており、平日休日問わず練習があるため、勉強の時間を確保するにも工夫が必要でした。
朝早くに起きて予習を進めたり、授業の時間内で内容を理解できるよう集中して取り組んだりと、自分なりに部活と勉強の両立を図りました。

効率的に勉学へ励んだことでサッカーにも身が入り、県大会準優勝と部活動でも好成績を収められたことは私にとって大きな誇りです。
この3年間で成績をキープしながら部活動も頑張れたのは、努力を積み重ねる継続力あってこそだと実感しています。

勉強と部活で結果を出すため、自分なりにどのような工夫をしたのか説明できている例文です。
努力の結果を「10位以内」「県大会準優勝」など具体的に示すことで、説得力のある自己PRになります。

学校行事をアピールする際の例文

私の強みは、アイデアを形にできる点です。

私が文化祭実行委員長になったのは、ちょうど学校の創立100周年という記念すべき年でした。
そこで何か記念になるものを作れないかと考え、母校の歴史をまとめたオリジナル映画の作成を提案しました。

最初はなかなか理解を得られませんでしたが、私自身が率先して台本作成や小道具の作成を行うことで多くの人たちが協力的になり、プロジェクトに参加してくれました。
地域の方にチラシを配らせていただいたり、卒業生の方に積極的に連絡を取ったりして集客にも奔走するなど、大変でしたが充実した日々でした。

結果的に当日は想像を超える来場者数を記録し、多くの方から「楽しかった」「映画のできが良かった」と褒められたときは、とても感慨深かったです。
私は、この自分のアイデアを形にする力に磨きをかけ、感動や喜びを提供できる映像クリエイターになりたいと思っています。

文化祭での経験を通じて、自分の強みを具体的にアピールしています。
また、将来なりたい職業についても振れており、アピールしたいエピソードとの関連性があります。アイデアを形にできるというスキルに加え、コミュニケーション能力や行動力をアピールできている点も高評価につながるでしょう。

自己PRの例文を参考に大学受験を乗り切ろう

大学受験における自己PRは、自分の長所だけでなく人間性や経験値をアピールできるチャンスです。
自分が高校生活のなかで頑張ったことを深掘りしていけば、自然と説得力のあるエピソードが見つかるはずです。
大学の理念や求める学生像を踏まえたうえで、例文も参考にしながらオリジナリティのある自己PRを作成してみましょう。

執筆者について

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