お礼メールを複数の面接官に送る際には、それなりのマナーがあります。
決まりごとではありませんが、面接官に好印象を与えるためにも確認しておきましょう。
今回は、複数の面接官にお礼メールを送る際の注意点や例文を紹介していきます。
お礼メールを出したほうが良いのかどうか迷っている方も、ぜひ参考にしてください。
目次
面接官が複数いた場合のお礼メールはどうする?
面接官が複数いた場合のお礼メールはどのようにすれば良いのか、詳しく解説していきます。
代表者だけに送れば良い
面接官が複数いた場合、原則として代表者だけにメールを送れば十分です。
ただし、メールの文中に「ほかのご担当者様にもよろしくお伝えください」といった一文を添えておきましょう。
代表者だけではなく、ほかの面接官が話をしてくれた内容にも少しずつ触れると印象が良くなる可能性があります。
それ以外の文章に関しては、担当者が一人の場合と内容は同様です。
不自然にならないような文章を心がけるようにすれば、相手に対して失礼になったり不快な思いをさせたりすることはありません。
連名で送っても問題ない
面接官が複数いた場合のお礼メールは、連名で送っても構いません。
「連名で送ると失礼になるのではないか?」と不安になるかもしれませんが、ビジネスマナーとしても特に問題はありません。
なお、ビジネスにおいては、個人名がわからない相手にメールを送る際に「ご担当者様」のような書き方をしてもマナー違反にはなりません。
そのため、複数の面接官にお礼メールを送る際にも、「面接ご担当者様」などとすると良いでしょう。
お礼メールは必ず送るものではない
面接のお礼メール自体、基本的には送る必要がないものです。
書き方がわからない場合は、初めから送らないほうが良いでしょう。
お礼メールの必要性については、以下の記事もご覧ください。
複数の面接官にお礼メールを送る際の例文
複数の面接官に送るお礼メールの例文を紹介します。
件名:最終面接のお礼 山田 太郎 〇〇大学
〇〇株式会社
採用ご担当者様
お世話になっております。
〇〇大学〇〇学部〇年の山田太郎と申します。
この度はお忙しい中、面接の機会をいただきまして誠にありがとうございました。
〇〇様に伺った貴社のサービスや考え方には、大変共感いたしました。
本日の面接でますます貴社で働きたいという気持ちが強くなりました。
取り急ぎ、面接のお礼を申し上げたくメールいたしました。
△△様にもよろしくお伝えください。
末筆ながら、貴社のご発展とご多幸をお祈り申し上げます。
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山田 太郎(Taro Yamada)
〇〇大学 〇〇学部 〇年
〒000-0000
〇〇〇県△△市✖✖町1-2-3
携帯電話:080-xxxx-xxxx
メール:taro@xxxx.□□□.com
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複数の面接官にお礼メールを送る際の注意点
複数の面接官にお礼メールを送る際の注意点を確認しておきましょう。
簡潔に書く
面接のお礼メールでは、長文を避けましょう。
あまりに長い文章は、担当者の時間を必要以上に使わせてしまう可能性があります。
担当者は業務時間中にメールを読むということを忘れないようにしましょう。
お礼メールは感謝の気持ちを伝えるためのものなので、簡潔な内容でも十分です。
また、自己PRになるような文章を盛り込むのもNGです。
アピールしたいことは面接の場で行い、お礼メールは必要最小限の内容にとどめましょう。
面接後に送る際は当日中に送る
転職面接のお礼メールは、基本的には面接当日の業務時間中に送りましょう。
遅くても翌日の午前中には届くようにしたいところです。
面接から日が経ってから届くと、仕事が遅いと思われる可能性があります。
また、お礼メールを当日中に送れば、面接官の方の記憶が鮮明なうちに感謝の気持ちを伝えられるというメリットもあります。
お礼メールを送る際のマナーについては、以下の記事もご覧ください。
例文を参考に面接官が複数だった場合のお礼メールを書いてみよう
複数の面接官に送るお礼メールは、代表者宛てで構いません。
また、連名で送ってもマナー違反にはなりません。
お礼メールは当日中に送り、内容は簡潔にすることを意識しましょう。
基本的には送る必要がないため、わざわざ連絡先を聞くのはNGです。
書き方がわからないという人は、今回ご紹介した例文を参考にしながらお礼メールを書いてみましょう。