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退職挨拶の一言を朝礼で求められたら?ポイントや理由別例文を紹介

退職の挨拶を朝礼ですることになった際に、どの程度の長さで、どのような内容にすれば良いのか悩む人もいるのではないでしょうか。
朝礼での退職の挨拶は、あらかじめ伝えたい内容をまとめておき、前向きな雰囲気を忘れないよう気をつけると、良い印象を残すことができます。
今回は、朝礼で退職の挨拶をするときのポイントと、ケース別の例文を見ていきましょう。

退職の挨拶をより詳しく知りたい方は、以下のページもご参照ください。

退職挨拶の一言を朝礼で伝える際のポイント

退職挨拶の一言を朝礼で伝える際のポイント

朝礼で退職の挨拶をする際のポイントは以下の4つです。

  • 要点をまとめて2分以内におさめる
  • ポジティブな内容で伝える
  • 転職先は伝えない
  • 明るい表情で話す

それぞれ見ていきましょう。

要点をまとめて2分以内におさめる

朝礼での退職の挨拶は、2分以内に済ませるようにしましょう。
朝礼は朝の慌ただしい時間に行うため、長く話しすぎるとあとのスケジュールに影響を与えかねません。
感謝の気持ちを2分間にまとめるためには、要点を押さえた内容になるよう、あらかじめ準備が必要です。

なお、1分間に余裕を持って話せる文字数は、一般的に300文字程度といわれています。
そのため、話す内容を2分にまとめる場合は600文字程度を目安にすると良いでしょう。

ポジティブな内容で伝える

退職の挨拶は、ポジティブな内容でまとめましょう。
楽しかった思い出とともに、職場の人へ感謝の気持ちを伝えると、周囲の人も気持ちが明るくなり、気持ちよく退職できます。

逆に、現職への批判や愚痴を伝えてしまうと、耳を傾けている人は不快感を覚えるでしょう。
まずは楽しかったことや、うれしかったこと、達成感を感じたことなどを箇条書きにしてみると、伝えるべき内容がわかりやすくなります。

転職先は伝えない

退職の挨拶では、具体的な退職理由や、転職先を伝えなくても問題ありません。
特に、同業他社への転職を正直に伝えてしまうと、あらぬ疑いや思わぬトラブルを招く可能性もあります。

転職先を聞かれても、「まだ確定してないので、落ち着いたらご連絡します」と答えましょう。
まだ決まっていない場合も、「次の目標に向かって準備中です」など、核心を避けつつ前向きな内容を伝えてください。

明るい表情で話す

朝礼での退職の挨拶は、顔を上げて、できるだけ明るい表情と声で行いましょう。
俯き加減で話すと、喉がしまって声が通らず、表情も暗く見えてしまいます。

一人ひとりの顔を確かめながら話せば、相手の表情も見えて声も出しやすく、言葉にならない感謝の気持ちも伝わるでしょう。
朝礼後の業務を暗い雰囲気にしないためにも、意識して明るい表情を作って挨拶してください。

【理由別】退職挨拶の一言を朝礼で伝える際の例文

ここでは、朝礼で退職挨拶をする際の例文を、理由別に詳しくご紹介します。
朝礼の退職挨拶は、退職理由によって伝える内容も変わります。
例文を参考にして、自分にふさわしい朝礼の退職挨拶を考えてみましょう。

「一身上の都合で」と伝える場合

退職理由を具体的に明かさず、「一身上の都合で」と伝える場合は、最初にさらっと退職理由を告げて、思い出と感謝の言葉に重点を置くと良いでしょう。

【例文】朝の慌ただしい中、ご挨拶のお時間をいただきありがとうございます。
このたび、一身上の都合により退職の運びとなりました。

初めての業務に戸惑うこともありましたが、一つひとつできることが増えるたびにお褒めの言葉をいただいたり、できるまで暖かく見守ってくださった皆様に、感謝の言葉が尽きません。

直接指導してくださった〇〇課長をはじめ、部署の皆様には大変お世話になりました。
ご指導いただいたことを忘れず、今後も前進して参りたいと思います。

皆様のご健康と、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。

転職の場合

退職理由が転職の場合、転職先や具体的な理由は話さず、楽しかった思い出や感謝の言葉、前向きな姿勢を伝えましょう。

【例文】朝のお忙しい時間に、ご挨拶の機会をいただきありがとうございます。
このたび、一身上の都合により退職の運びとなりました。

8年前に入社して以降、気のおけない仕事仲間や上司に恵まれ、私は本当に幸せだったと感じます。
特に、私が失敗したときにフォローしてくださった〇〇先輩や、理解できるまで何度も教えてくださった〇〇部長には、感謝の言葉が尽きません。

教えていただいたことを忘れず、これからも一歩一歩、確実に前に進めるよう頑張ります。
皆様のご健康と、今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
本当にありがとうございました。

結婚や出産の場合

結婚や出産で退職する場合は、おめでたいことなので正直に理由を伝えても問題ありません。

【例文】朝の慌ただしい中、ご挨拶の時間をいただきありがとうございます。
私事ではございますが、このたび結婚の運びとなり、本日付けで退職いたします。
入社して以降、上司の〇〇部長をはじめ、皆様の温かい励ましとご指導をいただいたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

7年前に入社して以降、皆様には仕事のことは勿論、プライベートなことも相談し、さまざまなアドバイスに助けられました。
正直な気持ちを話したり、納得いくまで話し合ったりする大切さを教えてくださったのも、一緒に仕事を頑張ってきた皆様です。

結婚後は、皆様の教えを忘れず夫とよく話し合い、明るく温かな家庭を一緒に作っていきます。
本当にありがとうございました。

定年退職の場合

定年退職の場合、伝えたいことがありすぎて、長くなるケースも見られます。
事前に伝えたい内容を箇条書きで書き出し、内容を吟味して短めにまとめましょう。

朝の貴重な時間に、ご挨拶の機会をいただきありがとうございます。
私事ではございますが、本日で定年退職する運びとなりました。

〇〇年に入社して以降、ただひたすらに仕事に向き合って参りました。
こうして無事に定年を迎えるまで働けたのは、皆様が支えてくださったおかげです。
心より感謝いたします。

定年後は、近所の子供たちに趣味の書道を教えつつ、自分らしい人生を歩んでいく所存です。
皆様のご健康と今後ますますのご活躍を、心よりお祈りいたします。
本当にありがとうございました。

パート・アルバイト、派遣社員が退職挨拶の一言を朝礼で伝える際の例文

退職する際に挨拶をするのは、正社員だけではありません。
パート・アルバイトや派遣社員が退職する際も、朝礼で挨拶の場が設けられることがあります。
ここでは、パート・アルバイトや派遣社員が、朝礼で退職挨拶をする場合の例文を紹介します。

パートやアルバイトの場合

パート・アルバイトが退職の挨拶をするときは、感謝の言葉を中心にまとめましょう。

【例文】ご挨拶の時間をいただきありがとうございます。
長らくお世話になっておりましたが、本日をもって退職することとなりました。
社員の方を始め、たくさんの人に仕事を教えていただき、こちらで働いて良かったと、心から感謝いたします。

パート(アルバイト)で学んだことを忘れず、今後も前向きに頑張ります。
本当にありがとうございました。

派遣社員の場合

派遣社員の場合、契約満了による退職がほとんどなので、退職理由をはっきり伝えても問題ありません。
顔見知りではない社員がいる場合は、自身の所属部署とフルネームも添えましょう。

【例文】朝の貴重なお時間をいただきありがとうございます。
派遣で〇〇部にお世話になっております、〇〇〇〇(フルネーム)と申します。

このたび、契約満了にともない、本日で退職する運びとなりました。
お世話になった〇〇部の皆様を始め、〇〇社(派遣先の会社名)の皆様には大変良くしていただき、感謝いたします。

御社で学ばせていただいたことを忘れず、今後の仕事に活かして参ります。
本当にありがとうございました。

退職の挨拶をラインで伝える場合は、以下のページをご参照ください。

朝礼での退職の一言挨拶は、感謝の気持ちをポジティブに伝えよう

退職の挨拶を朝礼でする際には、要点をまとめて2分以内で済ませましょう。
明るい声や表情を心がけると、感謝の気持が伝わりやすくなります。

退職理由や転職先については、詳しく話さなくても問題ありません。
ケース別の例文を参考にしながら、自分らしい退職の挨拶文を作成してください。

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