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第二新卒の面接質問一覧|よく聞かれる質問の回答例とポイントを紹介

第二新卒は、入社してもすぐに退職しないか、仕事へのやる気があるかなどをチェックされています。
それらを面接で示すためには、第二新卒の面接でよくある質問を確認し、対策しておくことが必要です。

今回は、第二新卒の面接でよく聞かれる質問とその回答例を紹介します。
また、採用担当者が第二新卒に対してチェックしているポイントもあわせて確認しましょう。

第二新卒が面接で質問されること一覧|回答例・ポイント

第二新卒が面接で質問されること一覧|回答例・ポイント

面接前に聞かれる内容を確認し、回答を準備しておくことが大切です。
以下の内容は第二新卒の面接でよくある質問のため、チェックしておきましょう。

自己紹介をしてください
志望動機を教えてください
自己PRをしてください
前職を退職した理由はなんですか?
前職で学んだことはなんですか?
前職は第一志望でしたか?
将来のビジョンを教えてください
やりがいのない仕事だったらどうしますか?
ほかに受けている業界・企業を教えてください
関心のあるニュースを教えてください

自己紹介をしてください

【回答例】

本日はお時間をいただき、ありがとうございます。
○○と申します。

○○大学○○学部を卒業後、株式会社△△に入社し、2年間MRとして勤務してきました。
営業として相手に伝わりやすいプレゼンテーションを心がけ、提案資料の作成や話し方を工夫しました。
その結果、2年目の現在は売上目標達成率120%を実現しています。

この経験を御社で活かすとともに、成果を出すため積極的に取り組んでいきたいと考えます。
本日はどうぞ宜しくお願いいたします。

【ポイント】
自分の経歴について要点をまとめ、はきはきと話すことが大切です。
自己紹介は企業側に自分を知ってもらう最初の場面です。

挨拶と名前を伝え、学校を卒業してから今までの経歴を簡潔にまとめて話しましょう。
第一印象と面接全体の雰囲気を左右する場面となるため、明るくはきはき話すことが基本です。

志望動機を教えてください

【回答例】

医療分野の広告に特化した御社の営業職として、商品やサービスをより多くの人に届けたいと考え、志望いたします。
前職のMRでは、医薬品を通して世のなかに貢献できることへやりがいを感じていましたが、薬価が国の方針で決定するなど、個人や企業の努力だけでは解決しないことも多々ありました。
そこで、自分の営業努力を明確に発揮できる分野で、より多くの人々に貢献したいと思い、広告業界への転職を決意しました。

御社は医療分野に特化しており、広告を通して人々の健康に貢献でき、現職での経験と知識を活かせると考えます。
また、御社は評価制度が整っており、上司や同僚の評価を受けながら高いモチベーションで営業に向き合っていきたいと思い、志望させていただきました。

【ポイント】
その企業でなければならない理由を具体的に伝えます。
ありきたりな内容や「やる気があります」といった言葉だけでは、採用担当者にアピールができません。

企業研究をし、事業内容の特徴や独自の取り組みなどを確認することが大切です。
そのうえで、転職しようと思った理由や転職活動の軸と結びつけ、自分の言葉で志望動機をアピールしましょう。

第二新卒の志望動機に関する詳細は、以下の記事をご参照ください。

自己PRをしてください

【回答例】

私の強みは、目標に向かって計画を立て、それを着実に実行していくところです。
現職のアパレル販売では、お客様へのアプローチについてさまざまな方法を試みてきました。
どのような声かけや提案をお客様は求めているのか、売上につながるのかを考え、PDCAをまわしながら実行しています。
その結果、2年目の今年は売上目標達成率110%を達成しました。

御社では営業職として目標に向かって計画を立てる力、それを実行する力を活かしていきたいと考えます。
お客様の課題や要望を解決するため、なにが求められるのかを考えて実行に移していきたいと思っております。

【ポイント】
第二新卒ならではの、ポテンシャルや積極性をアピールすることが重要です。
社会人経験が短いため、スキルの面では経験のある人にはおよびません。
そのため、第二新卒だからこそアピールできるポイントを伝えましょう。

また、自己分析と企業分析をし、応募先企業が求める人物像を想定することが大切です。
具体的なエピソードを示しながら、仕事において大事にしていることややる気を伝えると効果的です。

第二新卒の自己PRに関しては、以下の記事をご参照ください。

前職を退職した理由はなんですか?

【回答例】

海外でも活躍したいと考えており、活躍の場が広く、早い段階から挑戦できる環境に身を置きたいと思い、転職を決意しました。
大学時代の留学経験から、海外でマーケティング職として活躍したいと考えております。
しかし、現職では海外部門の枠が少なく、勤続10年以上でないと異動が難しい傾向です。
自分のキャリアを再考したとき、若いうちから海外での業務を経験したいと考えました。

御社はアジアを中心に活躍の場が広く、今後ヨーロッパへの進出も検討されています。
また、20代から海外部門で活躍されている方も多く、御社の海外部門で活躍したいと思っております。

【ポイント】
ポジティブな退職理由を伝えましょう。
第二新卒は、入社してもすぐ辞めてしまわないか不安に思われています。
そのため、前職の愚痴や不満ばかりいってしまうと、「嫌なことがあるとすぐに退職してしまうのでは」と考えられる恐れがあり、選考においてマイナスです。

例えば、仕事内容が嫌だったとしてもそのまま話さず、「新しいことにチャレンジしたい」などポジティブな言葉に言い換えて伝えましょう。

第二新卒の転職理由に関しては、以下の記事をご参照ください。

前職で学んだことはなんですか?

【回答例】

相手の話を聞き、信頼関係を築くことの重要性を学びました。
前職の営業職では、お客様がなにを課題にしているのかをともに見つけるよう、ヒアリングに注力しました。
その結果、お客様も気付いていない課題を発見し、問題の本質から解決する提案ができ、話を聞くことの重要性を実感しています。

御社でも前職で学んだヒアリング力を活かし、システムエンジニアとしてお客様の課題や理想の状態を確認し、ともに解決できる存在になりたいと考えます。

【ポイント】
スキルよりも、仕事への心構えや取り組み方を話しましょう。
第二新卒は技術やスキルの面では経験が少ない状態です。
そのため、仕事をするうえでの姿勢などをアピールすることで、学んだことと同時に、意欲やポテンシャルの高さも伝えられます。

また、学んだことを転職後どのように活かすかを伝えると、さらにプラス評価です。

前職は第一志望でしたか?

【回答例】

第一志望の企業には入社できませんでした。
それでも、御社でコンサルタントとして働きたいという気持ちが強くありました。
そのため、前職で同職種としての経験を積み、同時に社会保険労務士の資格も取得しています。

この経験と知識、目標に向かって進む力を御社で活かしたいと考えます。

【ポイント】
仕事に向き合う姿勢を確認した質問であるため、それを念頭に置いて答えることが大切です。
採用担当者はまたすぐ退職しないかを心配しているため、新卒のときにどのような意思決定をしたのかを確認し、仕事への向き合い方をチェックしています。

第一志望であれば、「仕事を通じて本当にやりたいことが見つかった」などと伝えます。
反対に第一志望でない場合は、今回の応募先企業が第一志望でリベンジしているといった内容を話しましょう。

将来のビジョンを教えてください

【回答例】

管理部門から経営を支えられる存在になることが、将来のビジョンです。
まずは経理として経験をつみ、経営に関する知識と理解を深めていきます。
そのうえで、人事や総務など他部署も経験し、管理部門として仕組みづくりなどから企業経営を動かす人材になっていきたいと考えます。

【ポイント】
入社後にミスマッチがないよう、将来的に望んでいることを確認しています。
自分の思い描くビジョンを具体的に答えましょう。

転職しても、希望のキャリアが実現できず退職することになっては、応募者と企業の両者にとってマイナスです。
転職後に成し遂げたいことや、将来どのようになっていたいかを具体的に伝えることが求められます。

やりがいのない仕事だったらどうしますか?

【回答例】

どのような業務であっても経験になり、将来役に立つと思っています。
やりがいを感じられないことや苦手なことであっても、前向きに取り組みたいと考えます。

【ポイント】
ポジティブな言葉を使って答えましょう。
仕事内容に多少の不満があっても対応できるキャパシティがあるかをチェックされています。
「何事も経験になる」などポジティブな言葉を使って答えると好印象です。

なお、「なんでもやります」といった回答は避けましょう。
自分の意志がなく、就職できればなんでも良いととらえられてしまうため、言葉に信ぴょう性がなくなってしまいます。

ほかに受けている業界・企業を教えてください

【回答例】

営業事務を中心に、御社を含めて3社受けております。
そのうち1社は、次回最終選考の予定です。

【ポイント】
転職活動に一貫性があるかをチェックしています。
どのような企業かを簡潔に答え、転職活動の方向性を伝えましょう。

一貫性がないと、適当に転職活動をしていると思われかねません。
別の企業を受けているからといって選考で不利になるとは限りませんが、答え方次第では選考結果に影響します。

「営業職を中心に」など、受けている企業の傾向を簡単にまとめましょう。

関心のあるニュースを教えてください

【回答例】

人材サービス大手の○○社が介護事業に進出するというニュースに驚きました。
人材ビジネスのノウハウを活かしつつ、資格支援制度などにも注力するとのことで、介護業界の裾野を広げることにつながればと感じます。

現場の力を活かした新規事業の開拓は、可能性が大きい分野です。
医療機関の運営を行っている御社でも、可能性を見つけて企業や社会に貢献できる提案をしていきたいと考えます。

【ポイント】
応募先企業に関連するニュースを選ぶと、興味・関心や意欲が高いと感じてもらえます。
関心のあるニュースを聞くことで、応募者が興味を持っていることや、情報収集を行っているかをチェックしています。

応募先企業と同じ業界のニュースであれば、意欲が伝わりやすいため、仕事に結びつけられるような内容を準備しておきましょう。

第二新卒の面接の質問で採用担当者がチェックしていること

第二新卒の面接の質問で採用担当者がチェックしていること

採用担当者がなにをチェックしているか知ることは、答える内容を考えるうえで重要です。
確認している主なポイントを3点紹介します。

またすぐに退職しないか

長く続けることをアピールするために、将来のビジョンなどを具体的に伝えましょう。
第二新卒は、採用担当者から早期退職の懸念を持たれています。
その懸念を払拭するために、長期的に働く意志があることを伝える必要があります。

ただし、「長く続けます」といった言葉だけでは根拠がありません。
入社して成し遂げたいことや、5年後・10年後のビジョンを明確に伝えることで、採用担当者も安心しやすくなります。

社会人の基礎が身についているか

言葉遣いなど基本的なビジネスマナーが身についていることは、第二新卒として必須の条件です。
社会人経験があるため、基礎が身についているものとしてとらえられています。
むしろ、新卒よりもビジネスマナーに関して指導する必要のないことが、企業として第二新卒を採用するメリットです。

挨拶、言葉遣い、立ち振る舞いなどは評価の対象となります。
ビジネスマナーができていないとマイナス評価を受ける恐れがあるため、面接前に問題ないかをチェックしておきましょう。

仕事への姿勢

転職後のイメージを具体的に伝えることが求められます。

第二新卒は数年で仕事を辞めているため、そもそも仕事に対する意欲が低いのではないかと心配される傾向があります。
そのため、仕事への意欲をアピールすることが必要です。

前職で仕事に対してどのように取り組んできたかを伝え、さらに転職後なにをしたいかを話しましょう。
数字や期間などを盛り込むと明確化し、採用担当者に伝わりやすくなります。

第二新卒が面接で聞かれる質問の回答を準備しておこう

第二新卒は、「またすぐに退職するのではないか」と不安に思われています。
面接では、それを払拭し、ポテンシャルの高さと意欲をアピールすることが大切です。

前職をすぐに退職した理由など、第二新卒だからこそ聞かれる質問もあります。
第二新卒が面接で聞かれる内容を確認し、企業研究や自己分析をしたうえで、回答を準備しておきましょう。

執筆者について

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