就職活動を進めるにあたっては、多くの場面で自己PRを求められます。
ほかの応募者と差をつけるには、どのような強みをアピールしたら良いのでしょうか。
自分の強みが思いつかない場合、就活で評価されやすいスキルを自分の経験と関連づけてアピールするのも一つの方法です。
本記事では、就活の自己PRに使える強みの例と、自分の強みの見つけ方を解説します。
自己PRの作成に悩んでいる方は、参考にしてみてください。
目次
就活に使える自己PRの強み一覧
就活の自己PRで使える強みには、以下のようなものが挙げられます。
強み | スキルの内容 |
リーダーシップ | 目標達成に向けた手段や統率力 |
課題解決力 | 問題を論理的に思考・分析する力 |
プレゼンテーション力 | 訴求力・説得力のある提案ができる |
異なる意見を調整する力 | 他人の視点を理解して共感・調整する能力 |
臨機応変 | さまざまな状況や課題に対して柔軟に対応できる |
計画性がある | 目標達成に向けた計画性の高さ |
表のなかに、自分に思いあたる強みがあれば、自己PRに盛り込んでみましょう。
いずれも職種や業種を問わず評価されやすいスキルです。
自己PRの例文を参考にしたい方は、こちらの記事をご覧ください。
上記に挙げた強みを自己PRでアピールするときの、ポイントとメリットを詳しく解説します。
リーダーシップ
リーダーシップを強みとしてアピールすると、目標達成のために率先して動き、仕事に貢献できる人材と判断されます。
チームのリーダーとして周囲を引っ張っていきたい、責任のある仕事を任されたい方に適した強みといえるでしょう。
自己PRを作成する際は、リーダーシップを発揮した具体的な経験や実績を盛り込むのがポイントです。
うまくアピールできれば入社後、リーダーシップを活かせるような配属先や業務内容を考慮してもらえるかもしれません。
チームメンバーを励まし、モチベーションを高められるスキルとしてもアピールできます。
課題解決力
課題解決力をアピールした場合、問題を論理的に思考・分析し、解決策を計画・実行するスキルが期待されます。
チームやほかのメンバーと協力してトラブルに向き合い、共通の目標を達成するスキルも示せるでしょう。
解決力だけでなく、問題発見力も同時に持っている応募者は、特に企業にとって魅力的です。
事例や実績を交えながら、課題解決力を発揮したエピソードを伝えてみてください。
その結果、得られた学びなども併せて説明できると、なお良いでしょう。
プレゼンテーション力
プレゼンテーション力は、職種・業種によっては欠かせないスキルです。
説得力・訴求力の高い説明や提案ができる人材は、企業の売上への貢献が期待できるため高評価を得られます。
話術やコミュニケーションスキルだけでなく、視覚的にわかりやすい資料を作成できるスキルもプレゼンテーション力の一つです。
営業職はもちろんのこと、コンサルタント、マーケティングなどさまざまな仕事に活かせるでしょう。
面接での柔軟かつ正確な受け答えで、プレゼンテーション力を直接アピールすることも可能です。
異なる意見を調整する力
異なる意見を調整する力は、コミュニケーション能力やリーダーシップにもつながる重要なスキルです。
他人の意見にきちんと耳を傾け、チーム内で対立が起きない環境作りができる人材ともいえます。
他人に流されるのではなく、自分の軸を持ったうえでより良い結果に導くために必要な判断を下さなければなりません。
特に新しいことへ挑戦する機会の多いベンチャー企業では、意見の調整力が重要視されるでしょう。
前職やアルバイト、サークル活動などで調整力を発揮して、円滑に確実な結果につなげられたことアピールすると効果的です。
臨機応変
臨機応変に対応できる人材は、予期せぬ事態や課題に対しても柔軟に動けると判断されます。
機転・融通を利かせるスキルは、トラブルに見舞われてもくじけず、冷静に対応できるという責任感にも直結するでしょう。
また、複数のタスクやプロジェクトに同時に取り組むことができ、効率的に進行できる能力も期待されます。
即戦力を求める企業にとって、臨機応変さを強みとする人材は魅力的です。
計画性がある
計画性の高さは、目標達成のためにこなすべき課題を自分で見つけ、主体的に行動できるスキルを表します。
ビジネスにおいては、タスクやスケジュールを管理しながら、優先順位をつけて効率的に進めなければなりません。
スケジュールに沿ったデッドラインの厳守も重要です。
このため計画性がある人材は、仕事を任せるにあたって信頼の置ける存在だといえるでしょう。
自己PRでは、前職や学業、サークル活動の目標に向けて努力した経験を伝えるのがおすすめです。
就活の自己PRで使える強みの見つけ方のポイント
ここまで紹介したもの以外にも、就活の自己PRでアピールできる強みは数多くあります。
自分らしい強みを見つけるためのポイントは、次の二つです。
- 自己分析をする
- 過去の経験を参考にする
それぞれどのように取り組めば良いのか、詳しく見てみましょう。
自己分析をする
自分の強みを探し出すにあたって、自己分析は欠かせません。
自己分析は自分の特性や能力を客観的に見つめ直すプロセスであり、自己理解を深めるための有効な手段です。
立派な実績などを持っていなくても、自分が熱中した興味や趣味を深掘りすることで、強みとなるスキル・素質が見つかることもあります。
自分が人より優れているポイントを明確に理解できれば、自己PRの作成もしやすくなるでしょう。
ただし、企業側が重要視していないスキルをアピールしても、評価にはつながりにくいでしょう。
あくまでも、応募企業が求める人材像に合致した強みを見つけることが重要です。
過去の経験を参考にする
過去の経験を振り返り、興味・関心や成果、成長などに関する情報を集める方法です。
これまで努力したことや成功させたプロジェクト、他人から感謝された思い出などを書き出してみましょう。
人に指示されてやったことではなく、自分が主体的に行動を起こしたエピソードであることが大切です。
ご家族や友人に意見を聞くと、自分一人では気付けなかった強みが見つかる可能性もあります。
自分の過去を振り返れたら、そのなかから志望企業で活かせる強みをピックアップし、自己PRとして内容を練っていきましょう。
履歴書の自己PRに書ける強みを確認して仕事に役立つスキルをアピールしよう
履歴書の自己PRは、自分の強みを企業側にアピールできる絶好の機会です。
評価されやすい強みには、リーダーシップや臨機応変さ、問題解決力などさまざまですが、いずれも自分の経験や実績と結びつけて具体的に伝える必要があります。
入社後の再現性が高いスキルがあれば、ほかの応募者と差をつけて好印象を与えることも可能です。
まずは自己分析や過去の振り返りから、強みを発揮した自分らしいエピソードを見つけることから始めてみてはいかがでしょうか。