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面接の流れを詳しく解説!新卒・転職で異なる質問内容も紹介

採用面接は、今後の人生を左右する重要な試験です。
そのような採用面接で失敗したくはありません。

新卒・転職で採用面接に臨む方に、重要なポイントをピックアップし、入室から退室までの流れを詳しく説明します。

新卒・転職者で内容が異なる質問は、項目を分けてわかりやすく解説しています。
採用面接前にご覧いただき、参考にしてください。

面接の流れ(新卒・転職共通)

面接の流れ(新卒・転職共通)

入室から退室までの面接の流れを紹介します。
紹介する項目は次のとおりです。

  1. 入室
  2. 着席
  3. 自己紹介
  4. 質疑応答
  5. お礼
  6. 退室

順番に説明します。

入室

面接は、面接会場への入室から始まります。
入室の際に注意するのは以下の3点です。

  • ドアのノックは3回
  • ノック後の返事を確認する
  • 入室前に「失礼します」の挨拶を行う

日本のビジネスマナーでは、入室の際のノックは3回が一般的です。
2回ノックはトイレノックと言われ、入室で使用するとマナー違反とされることもあります。

ノック後は、部屋の中からの「どうぞ」の返事を確認し「失礼します」と挨拶を行い入室します。

後ろ手に扉を閉めるのはマナー違反のため、扉に向き直って閉めましょう。
扉を閉めたら面接官に向かってお辞儀をし、用意された椅子の横まで移動します。

着席

椅子まで移動したら、すぐに着席はせず、椅子の横に立った状態で待ちます。

面接官から「学校名とお名前をお願いします」と言われたら、面接官の指示どおり、自分の学校名と名前を言います。
「本日はよろしくお願いします」と一言挨拶を付け加え、お辞儀後に面接官から「どうぞお座りください」といわれてから着席です。

着席後は背筋を伸ばし、目線は面接官へ向けます。
椅子の背もたれに寄りかからず、姿勢良く座った状態で受け答えに臨みます。
面接に臨む姿勢が悪く目線が常に泳いでいると、面接官からマイナスイメージを持たれるからです。

自己紹介

面接の質疑応答前に、自己紹介を求められる場合があります。
自己紹介は、簡潔にまとめ、必要以上に話し過ぎないのがコツです。

自己紹介で伝えるべき内容は、次の3点です。

  • 学校、学部名/現職の社名、部署名
  • 名前
  • 自分のアピールポイント(簡単に)
  • 自己紹介をまとめる言葉

新卒、転職どちらの自己紹介でも、自分のアピールポイントを簡単に紹介します。
自己アピールの内容は学生時代に実績を残した部活動やアルバイトの経験、現職での営業実績などです。
最後の自己紹介をまとめる言葉では、「なぜ面接に申し込んだのか」や「面接に対する強い気持ち」を簡潔に話すと、志望動機や自己PRにつなげられます。
ただし、自己紹介は面接の始まりに過ぎないので1分以内で終わらせるのがおすすめです。

質疑応答

面接官の質問には新卒・転職者に関わらず問われる内容があります。
共通して問われることの多い質問は、次の4つです。

  • 志望動機
  • 長所・短所
  • 自己PR
  • 逆質問

志望動機では、業界他社ではなく志望企業でなければならない理由を答えます。
ありきたりでどの企業にも当てはまる内容では合格できません。

長所・短所や自己PRでは、一貫性を持たせると説得力が増します。
長所で責任感の強さをアピールした場合、自己PRでは責任感が強いゆえのストーリーを語るといいです。
短所は、長所や自己PRで話した内容と矛盾する内容だと評価に悪影響を及ぼします。
内容を事前に考えておき、矛盾しない短所を事前に考えておきましょう。

逆質問は他の受験者との差別化を狙えます。
例を挙げると「新人教育の過程」や「入社前までにやっておくべきこと」などです。

お礼

「面接は以上です」のように声をかけられたら、椅子から立ち上がり、面接官にお礼の一言を伝えてからドアまで移動します。

お礼の一言は、「本日はお忙しいなか、お時間をいただきありがとうございました」といった内容が無難です。
お礼をいったのち、荷物を取ってドアまで移動します。

退室

ドアまで移動したら、面接官のほうに向き直り、「失礼します」と言ったあとに一礼します。
その後退室し、ゆっくりとドアを閉めます。

社屋から出るまでは、人事担当者などに見られている可能性があるため、発言や態度には注意が必要です。
スマートフォンを触ったり、コートを着たりするのは、社屋を離れたあとです。

新卒・転職で面接流れが異なるポイント

新卒者と転職者で面接の流れが異なるのは、面接での質問事項です。
企業が新卒者と転職者に求める内容が違うため、質問事項も変わってきます。

以下に、新卒・転職で良く問われる質問と、それぞれへの回答方法を紹介します。
自分に当てはまる質問を確認して面接本番に備えましょう。

新卒者が面接で質問される内容

新卒者が面接で良く問われる代表的な質問例は、以下の3つです。
それぞれに対する答え方も合わせて紹介します。

サークル・部活動で頑張ったことは何か?

サークル・部活動での役職・役割を答え、メンバーに対してどのように貢献していたかアピールします。

サークル・部活動に参加していなかった方は、素直にその旨を話し、代わりに努力していた活動について紹介します。

学生時代に最も打ち込んだことは何か?

自分の学生時代を振り返り、熱量をもって取り組んだ事例を紹介します。
必ずしも良い結果が出た事例でなくても大丈夫です。

なぜ取り組み、どのように考え工夫し、どのような結果が出て、どう考えたのかを順番にします。
話がそれてしまわないよう、しっかりとまとめておきましょう。

アルバイトの経験があるか?そこで得られたものは何か?

どのようなアルバイトをしていたか答え、アルバイトとして働き何を得られたか簡潔に話します。

アルバイトは、学生が社会人として働くことを疑似体験できる場です。
失敗したり、叱られたりした際にどのように考え乗り越えたかや、スタッフとのコミュニケーションの取り方など、実体験に基づき具体的に話しましょう。

アルバイト経験がない方は、素直に「アルバイトはしていません」と答えます。
アルバイトに時間を割かなかった分、何に取り組み何を得たのか、それを仕事でどう活かせるのかを伝えることで自分をアピールできます。

転職者が面接で質問される内容

転職者の面接でよく問われる代表的な質問は、以下の4つです。
それぞれの質問の答え方も合わせて紹介します。

現在(あるいは過去)の勤務先の退職理由は何か?

採用者としては、転職者の今働いている(あるいは過去に働いていた)会社の退職理由は知っておきたい内容です。
退職理由によっては、採用後にすぐ辞められる可能性があるからです。

そのため、退職理由を述べたあと、応募した理由につなげてマイナスイメージだけで受け答えが終わらないようフォローを入れます。

転職回数が多い理由は何か?

転職回数が4回、5回と多い方は、この質問に答えられる準備が必要です。

採用担当者は、採用後すぐに辞められるのではないかと不安になります。
採用担当者の不安を払拭できるような、一貫性のある退職理由を答えられるとマイナスイメージを持たれません。

1社目、2社目、3社目と転職を経てキャリアアップできたと説明すると、説得力を持たせられます。

当社で採用が決まった場合、いつから働くことができるか?

転職者や中途採用の場合、採用担当者はいつから自社での勤務を始められるのかが気になります。
現在就業中の方は、引継ぎなどのスケジュールを考え、余裕をもった期日を伝えるといざという時安心です。

採用が決まったのちに、面接で伝えた期日が難しくなったときは、早めに先方に連絡を入れるのがマナーです。

現在(過去)働いていた会社で一番つらかったことは何か?

働いていれば誰でもつらい出来事に遭遇します。
その際、乗り越え方を知っているかいないかで、働き続けられるかが変わってきます。
人それぞれ乗り越え方が異なるので、自分がどうやって来たか具体的な説明が必要です。

本番前に面接の流れを把握し準備万端で臨もう

面接本番で失敗しないためにも、面接の流れを把握し、何度も面接練習をしておくと安心です。
新卒・転職で質問される内容は異なるため、想定される質問に対し、事前に回答を考えておく必要があります。

入室から退室までの流れをきちんと把握し、質問内容の答えを網羅的に準備しましょう。
準備の質を上げると、合格の可能性が高まります。

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