これまで働いた経験がない人が就職活動をする際、履歴書の職歴欄に「職歴なし」と書いて良いものか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、職歴がない場合の履歴書の書き方や、職歴以外でのアピール方法を解説します。
目次
履歴書で職歴なしの場合の書き方
履歴書の職歴欄の書き方を、
- 職歴がまったくない場合
- アルバイト経験がある場合
- アルバイト経験をアピールしたい場合
に分けて解説します。
また、企業によっては一定の学歴以上の人材に限って採用しているケースもあります。
職歴がなくても、学歴はしっかり記入しておくと良いでしょう。
職歴がまったくない場合
職歴がまったくない場合、履歴書の職歴欄には下図のように「なし」と記入します。
平成◯ | 3 | ◯◯大学◯◯学部 卒業 |
職歴 | ||
なし | ||
以上 |
職歴がある場合と同様、学歴の末尾から1行空けたところに中央寄せで「職歴」と記載し、続いて左寄せで「なし」、最後に左寄せで「以上」と書きましょう。
職歴がないからと何も書かないまま提出すると、
「応募の姿勢がいい加減」
「意欲や熱意がないのでは?」
「仕事が雑なのかもしれない」
などと思われる可能性があります。
採用担当者の立場に立って、わかりやすく丁寧に記載しておけば、マイナス評価になることはないでしょう。
新卒者の履歴書の書き方については、以下の記事も参考にしてください。
アルバイト経験がある場合
学業期間中のアルバイト経験は、通常記載しません。
ただし、在学中もしくは卒業後のアルバイトのうち、以下のケースはアルバイト就業であることを明記のうえで記載します。
- 就業内容が応募先企業の職務内容に関係している場合
- 責任を与えられた仕事だった場合
- ビジネスマナーの基本を習得していることをアピールできる場合
具体的な記載方法は以下のとおりです。
職歴 | ||
令和◯ | ◯ | ◯◯会社◯◯店 入社(アルバイト) |
令和◯ | ◯ | ◯◯会社◯◯店 退社 |
以上 | ||
アルバイト経験をアピールしたい場合
応募する企業との関連性が強いアルバイト経験をアピールしたい場合は、業務内容まで記入すると良いでしょう。
具体的な記載方法は以下のとおりです。
職歴 | ||
令和◯ | ◯ | ◯◯会社 アルバイト採用(令和◯年◯月末まで) |
◯◯店にて◯◯職として従(◯◯業務) | ||
以上 |
アルバイトの履歴書の書き方については、以下の記事を参考にしてみてください。
職歴がない場合は職歴欄以外でアピール
履歴書に書ける職歴がない場合や、アルバイト経験が短く職歴欄に記入できない場合は、職歴以外でアピールすると良いでしょう。
志望動機・自己PRでアピールする方法を解説します。
志望動機
職歴がない場合、志望動機は履歴書のなかでも特に重要な項目です。
表面的な言葉ではなく、なぜその企業を選んだのか、熱意を持って記載しましょう。
他の企業には感じられない魅力、自分のやりたい仕事との関連性、その仕事を通して何を達成したいのか、どういったことをやってみたいのかなどをアピールすると効果的です。
自己PR
自己PRも、採用担当者に熱意や意欲をアピールするために重要な項目です。
職歴がなくても、応募先の仕事をこなせる能力や適性があることをアピールできるよう、自分の性格や行動特性などが現れたエピソードを記載しましょう。
職歴がなくても意欲が伝わる履歴書を書いてみよう
職歴がなくても、熱意やスキルをアピールすることができれば、採用担当者に好印象を与えることができます。
さらに具体的なエピソードを添えることができれば、説得力のあるアピールが可能になるでしょう。