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志望動機の書き出しのポイントは?魅力的な内容にするコツ・例文を紹介

履歴書の志望動機を書くときに、書き出しをどのようにしたら良いか迷っていませんか?
文章を書く順番であったり、構成に悩んだりすることもあるかもしれません。

そこでこの記事では、志望動機の書き出しを書くときに気をつけるポイントと、魅力的な内容にするためのコツを、例文を交えて紹介します。
また、志望動機における履歴書と面接時の違いも解説しますので、ぜひ参考にしてください。

志望動機の書き出しが重要な理由

志望動機の書き出しが重要な理由

志望動機の書き出しは、面接官にとって応募者の第一印象です。
書き出しにあたる冒頭部分が良くないと、最後まで読まれなかったり、流し読みされたりするおそれがあります。
多くの人数を担当する採用現場では、その傾向がより顕著です。

また、締めくくりは読み終わったあとに印象に残る部分であるため、書き出しと同じくらい大事です。
志望動機の締めくくりについては、次の記事を参考にしてください。

志望動機の書き出し方

志望動機を最後まで読んでもらうためのポイントは、結論から書くことです。
例文と合わせて詳しく見ていきましょう。

書き出しは基本的に結論から

書き出しに結論を持ってくる利点は、次の2点です。

  1. 伝えるべきことが明確でわかりやすい
  2. 論理立てて説明できることをアピールできる

また志望先によっては、志望動機欄に文字数制限を設けている場合もあります。
伝えるべき大事な点を限られた文字数で収めるためにも、結論を先に書くことで対応しやすいです。

結論を書いたら、次の文章は結論に対する具体的な理由を書きます。
結論を書き出しに持ってきた例を、一つ紹介します。

【例文】今まで培った看護の技術やコミュニケーション力を、貴施設で働くうえで活かせると思い応募いたしました。
前職では介護病棟で働いており、多くの入院患者様・ご家族様と接してきた経験があります。

インパクトを持たせるには見せ方を工夫する

インパクトを持たせるには見せ方を工夫する

前述しましたが、採用担当者は多くの履歴書に目を通しているので、一人ひとりにかけられる時間は限られます。
よって、印象に残る志望動機となるようにインパクトをもたせることが大切です。

インパクトをもたせる方法として、タイトルをつけることとキャッチフレーズを使用することがあります。
タイトルをつけることにより、概要を端的に表し、伝えたいポイントを把握してもらえます。
また、キャッチフレーズを使用すると印象に残りやすく、覚えてもらいやすくなるでしょう。

志望動機の書き出し【履歴書向け例文】

志望動機の書き出しパターンを、例文を交えて3つ紹介します。
自身の志望動機の内容に合わせて、書きやすいものを参考にしてください。

志望する理由

志望する理由を前面に押し出す書き出しパターンを紹介します。
直接的でわかりやすい形のため、作成しやすいのが特徴です。

例)

  • 「私が貴施設を志望する理由は、〜〜〜だからです。」
  • 「〜〜〜するために、貴院を志望いたしました。」

上記の書き出しに続いて「採用後にどのような仕事をしていきたいのか」といった流れで、志望動機を組み立てると良いでしょう。

魅力に感じていること

志望先のどういった部分に魅力を感じたのかを伝える、書き出しパターンを紹介します。
理念や将来的なビジョンに対しての考え方などをアピールできるのが特徴です。

例)

  • 「貴施設の〜〜〜という理念に魅力を感じました。」
  • 「貴院の〜〜〜という今後のビジョンに魅力を感じました。」

Webサイトや資料などで情報を確認してから、志望動機を組み立てると良いでしょう。

経験をもとにできること

「できること」「していきたいこと」など、前職や今までの経験で培ったことを伝える書き出しパターンを紹介します。
入職後のイメージや、即戦力として期待できることをアピールできるのが特徴です。

例)

  • 「今まで〜〜の業務を経験してきました。
    〜〜を活かせる仕事をしたいと思い、志望いたしました。」
  • 「〜〜に携わってきた経験を、貴施設の〜〜の業務に活かせると感じており、このたび志望いたしました。」

入社後に、過去の業務経験などをどのように活かしていけるかを、具体的に書けるようにしておきましょう。

NGな志望動機の書き出しとは?

良くない志望動機の書き出しの特徴は、次のとおりです。

  • よく見るテンプレートをそのまま引用
  • 抽象的で同業他社でも使用できる内容
  • 漠然としていて、伝えたいことがわからない文章

Webサイト上には志望動機のテンプレートが多く記載されていますが、そのまま流用すると面接官にとって見覚えのある内容になってしまい、印象に残りません。

また、その企業でなければいけない理由が含まれておらず、同業他社でも使用できる内容では、志望先に対する理解が不十分だとみなされ、意欲や熱意が伝わりにくいでしょう。

漠然としていたり、抽象的なだけの内容も避けるようにしましょう。
自身の経験や経歴などを反映させ、オリジナルのものにしてください。

履歴書と面接では志望動機の書き出しは同じで良い?

履歴書に書いた志望動機は、面接時に同じ内容を話しても問題ありません。
発言に一貫性を持たせるためにも、両者をすり合わせたほうが良いです。

しかし、暗記してそのまま話すのでは、意欲や熱意は伝わりにくくなります。
また、履歴書の志望動機欄には、多くの文字を書くスペースがなかったり、文字数制限を設けていたりします。
したがって面接時には、次の2つを意識して話してください。

  1. 履歴書に書き切れなかった内容を肉付けする形で加える
  2. 内容の説明に、具体的な例を補足して伝える

面接時に困らないように、上記2点を想定しながら志望動機を仕上げましょう。

志望動機の書き出しを魅力的に仕上げ、転職活動を有利に進めよう

志望動機の書き出しは、採用担当者にとって、応募者の第一印象となる箇所です。
興味を持ってもらえるように、結論から書くと良いでしょう。
また、タイトルをつけたり、キャッチフレーズを使用したりすることで、インパクトがある魅力的な志望動機になります。

反対に、抽象的でテンプレートをそのまま引用したような志望動機では、意欲や熱意は伝わりませんので注意が必要です。

採用担当者に強い印象を与えられるように、魅力的な志望動機を仕上げ、転職活動を有利に進めましょう。

執筆者について

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